へルソン市撤収はやむを得ないがこれで終りではない
- カテゴリ:日記
- 2022/11/11 03:51:59
ロシア軍がへルソン市から撤収すると発表しているが、ドニプロ川の橋が破壊された場合に西側地域で袋小路となり包囲される可能性があるので、ウクライナ軍の進撃から考えてドニプロ川の東側へ移動することはやむを得ないだろう。
ロシアにとってへルソン市を奪還されるのは敗北としか言わざるを得ない状況だが、ロシアの発表には常に裏があるので、東側へ撤収したと見せかけへルソン市の市街戦を狙っていることは大いに考えられるが、ウクライナ側としても当然予想していることであり、今後の進軍が山になるのではないかと考える。
ただ今後の戦況がどうなるかは、ドニプロ川に架かる橋がすべて破壊されるかどうかで大いに変わることにある。橋がなければロシア軍は西側への侵攻を諦めるしかなくなるわけで、目的達成は不可能となり軍事作戦の意義は何であったのか、問われる時期に入るのではないだろうか。
ウクライナ軍も橋がなければ、東側へ進軍するにあたり都合悪いことは確かであるが、ドニプロ川が防波堤になるので年越しで時間をかけて、後方支援を行いながら東側のロシア軍を押し返すことが出来るだろうから、慎重な作戦が展開されるだろうと思うのである。
さて日本の今の状況はどうなってんだろうか。今年は訳の分からぬ発言をするお偉いさんが多いことだが、日本の将来が心配になる。そんなことより新型コロナウイルス第8波のほうが心配であるが、個人的には人混みの中に外出しないので、すでに外出自粛を行っているようなものだから、年末の忘年会や旅行の外出自粛要請が出ようが一向に問題はないのであるが、このまま第7波以上の感染拡大になれば医療機関の崩壊もあり得ることだし、果たしてお偉いさんたちがどんな判断を出来るか大いに期待したいところである。
1日80,000人台の感染は異常と思えてならないのであるが。
ところで政府自民党内では相次ぎ不適切な発言が飛び出てくるが、私のような凡人から見てもいつになったら組織のウミを出し切れるのかと呆れ果てる心持ちである。特にコメントもしたくない心境である。
その後、ロシア軍はドニエプル川の西から東へすべての部隊が移動したようで、アントノフ大橋がロシア軍により破壊された。これによりロシア軍の西への進軍は難しくなるのだが、一時的に防衛体制を作っておいて時間稼ぎを行うとみられる。また気になるところは、ベラルーシへの兵力を集結している兆候が見られることであり、準備が整い次第、北からの攻撃も企んでいると予想し警戒しなければならないが、ウクライナとしては十分理解している。現在ロシアは窮地に追い込まれているが、黙ってこのまま引き下がることは考えていないので、次の出かたをますます見張る必要が出てくる。
話は変わり今夜も天体ショーが見られた。月の右側に二倍ほどの距離に火星が大接近していました。これも肉眼では月が明るすぎて火星が見えませんが、カメラのレンズを通してみるとはっきりと火星の姿がありました。天王星に比べれば、火星の大接近は何度もチャンスがあるので、三脚付きでカメラを用意しておくと目で確かめられますよ。絶対に三脚は必要ですからね。