Nicotto Town


彩の松ちゃん


東秩父の大霧山で雪山登山体験

今朝は、ほぼ確実に雪降りの一日になりそうなので、東秩父にある大霧山へ出かけてみた。今までに何度も行っている766.6mの低山ではあるが、雪降り時には登ったことがないので、無性に行ってみたくなった。それは雪を見たいこともあったが、よく登山初心者が雪山で亡くなる話を聞いていたので、果たして雪山はどんなものか経験をしなければ分からない、そう思ったのだ。

大霧山は、普通のハイキングコースであるから大げさな登山装備は要らないが、雪山になると状況が一変する可能性がある。
とりあえず準備としては、完全防寒、水、おにぎりは最低限用意して、その他必要そうなものを持った。
家を出たときは、風花のような降り方であったが、現地へ行くと雪国のように雪が降っていた。ハイキングコースは、スギ林の中が多いので、多少は雪除けになったのであるが、やはり寒さは厳しく、体は防寒着で温かかったのだが、手袋が軍手しかなかったので、両手を出していると雪が付着して凍傷になりかけたので、片手に二枚重ねにして着けて、別の手はポケットに入れて温めながら歩き、右手と左手に交互に手袋をしながら乗り切った。まだ吹雪ではなかったので、凍傷までにはならなかった。
それからシューズも普通の山歩き用なので、雪が中に入ると足が凍傷になるので、ビニール袋を上に被せて雪の侵入を防ぐことが出来たので、6時間のロングウォークに耐えることが出来た。
ところで当日の大霧山の気温は、山頂に寒暖計が2つあるのだが、一つは0℃、もう一つはマイナス4.5℃を指しているのだ、どちらが正確なのか分からないが、寒いことが分かれば問題ないだろう。
それから、スギ林を歩いていて発見したのは、スギの葉から時々雪が落ちてくるのだが、まるで滝のように落ちてくるのが感動的に思えた。これは雪が降っている時でないと見ることは出来なかったと思うと、寒くても得した気分にもなった。
さて雪山は、寒いことと食料はおにぎりが腹持ちが良いので、その点を万全に準備すれば安全に登山が出来るのではないだろうかと思ったが、それは私が思っただけで他にも雪山であることの危険が見えてくる。それは道案内の看板が何も無いことである、つまり道を知らなければ前に歩けないのである、方角が分からなくなりついに遭難もあり得るのである、そして長時間雪の中にいれば、手足も凍傷になってしまい凍死で命を落とす可能性は大いにあると思えた。ただ今日は吹雪ではなかったので、まだ余裕があったが初めての登山者では脱出できなかった確率が大きいと思えた。たとえ低い山でも冬山は甘く見てはいけないことが体感できたのであった。雪山の怖さは、道が分からなくなることと寒さによる凍死の恐れだ。
知らない雪山へは行くべきでない。








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