気になる富士山登山鉄道構想のリスクは
- カテゴリ:日記
- 2023/06/20 04:37:03
世界文化遺産に登録されて6月22日で10年目を迎える富士山に、富士山登山鉄道構想が話題になっているようであるが、賛否両論があるのは当然である。世界文化遺産登録で観光客が増えていくのは自然なことだが、鉄道敷設で富士山という山岳地帯が生活圏に引っ張り込まれることになり、多数の人々が春夏秋冬いつでも訪れることになるのは明らかだ。いつでも簡単に短パンやサンダルで出かける人もいることだろう、鉄道構想を反対するわけではないが、何か新しいものを始める時はメリットとデメリットの両方が存在する、マイナンバーカードが良い例である。
人類の歴史として、鉄道が普及すれば経済が発展することは確かであり、観光地化がますます進み観光地業者は嬉しくなるだろう。一方でごみ問題や災害リスクも大きくなることは間違いない、人が押し寄せればごみも大量に出るため、毎日ごみ回収車が出動する羽目になるかもしれない、そして富士山は山岳なのである、大雪や雪崩の危険も地球温暖化に伴いリスクが高まってくることは明白だ、いかに安全性を担保できるか誰の責任で行うのか、簡単に決められることではないだろう。
さて今日は、天気図では高気圧の中なのだが、なぜか朝方はどんより雲が覆っている。晴れてきたとしても大陸高気圧なので冷たい空気に包まれるから過ごしやすいが、インドは物凄い熱波に見舞われていて日本の暑さどころではないようである。現在、インド洋では赤道からの暖気がどんどん流れ込み、陸地に熱が溜まり続けて高温になっていると考えられる。ここで心配されるのは、日本の梅雨が明けると、太平洋高気圧が広がってくるが、インドの熱波が上空から回り込んできて、日本に吹き降りてくる可能性が無いとも言えない。熱は暑いところから寒いところへ移動するものであるから、偏西風に乗れば自然に日本へ流れ込んでくるので、酷暑の夏になることも覚悟しておきたい。
山の話が出れば海の話も欲しいが、ニュースになっているドリフトダイビングは、面白いと思うが絶対にやりたくない潜りである。プロやベテランでも絶対と言うことは無いと推測する、海流の流れに沿って推進するのだろうが、海底と海面では水流が違うこともあり、船が平行してくれていると思って浮上したら船がいないことも起こりうるわけであり、ボンベのエアーが無くなれば潜ってもいられなくなる。特に島々の間の水道などでは、水流が1メートル横へ移動すると正反対に流れていることもあって、どんなベテランの船頭でも完璧と言うことはないと考える。個人的には体験することは無いから心配は無いのである。
話は変わり、いつの間にか忘れているだろうが、本日農水省から鳥インフルエンザの国内撲滅が宣言された。ところで鳥インフルエンザはどこから来るのか、冬に北から飛んでくる渡り鳥がウイルスを運んできて、養鶏に感染させるのである。と言うことは、来年も再来年も鳥インフルエンザは流行するかもしれないということだ。まさに新型コロナウイルスと同じかもしれない。ただし問題は、養鶏に感染の症状が確認されると殺処分されるので、今年1割ほどの養鶏が減っているから、来年も鳥インフルエンザが流行すればいっそう全国の養鶏の数が減ってしまう恐れもある。鶏を雛から育てるには、半年くらいかかるし、雛が生まれてもオスは要らないので廃棄処分だろうから、1年で完全回復が望めるか心配する人は僅かであろう。おそらく今後も地球の気候変動で渡り鳥の移動は多くなるだろうと予想するので、鳥インフルエンザ感染も年々増加するのではないだろうかと懸念する。
その結果、鶏卵は高級食材になるだろうけどね。
その結果、鶏卵は高級食材になるだろうけどね。
夜になったが、奄美群島と長崎で大雨が降っているところがある、原因は梅雨前線に流れ込む南からの暖気が急激な上昇気流を起こして雨雲を発生させているからである。大昔の梅雨前線は、しとしと降る雨を想像してしまうが、今は前線の寒暖差が極端に大きいと思われるので、一気に積乱雲が発達して雷雲になる可能性があるから梅雨だからと言って安心はできない。