正義の行進で革命を目論みか
- カテゴリ:日記
- 2023/06/25 00:01:30
ニュースではトップになっているが、ロシアの軍事会社ワグネル代表は、ロシア国防省と対立が激化しているが、当初は偽旗作戦の一つではないかと思ったものであるが、現在の状況では完全にロシア軍上層部を解体させたい野望が見えている。
今の状況を冷静に考え行動を起こしたことは確かであろう。このままウクライナと戦争を続けても領土を奪還されることは明らかと判断し、ワグネルの方針を転換したと推測する。
ワグネルとしては、ウクライナに領土奪還されることを懸念して、ロシア軍に切り込みを入れたと考えるが、ロシア国防省としてはクーデターとしか捉えられないので、果たして正義の行進は、どこまでロシア国家を変えることが出来るか。
このままロシア軍の傘下に入ったとしても、勝機は来ないと考えたとすれば、自国で生き残るには革命を起こすぐらいの野望を持たないと、ロシア軍に矛先を向けることにはならないはずであるから、ウクライナにとっては棚から牡丹餅であることに間違いない。
ただしワグネル部隊だけでモスクワを陥落させることは無理だろうが、北部のロシア反対派組織を味方につければ、戦力はかなり増強できることが考えられる、そしてロシア軍が衰退したところでウクライナ軍に勝利させれば、ワグネルによるロシア革命も夢ではなくなるかもしれない。あくまでこれは推理なので、実際はここ数日の情勢で見定めることが出来るだろう。
ウクライナ大統領もワグネルの武装反乱に本心は大歓迎であろう、プロパガンダによる嘘が暴かれる時は近いと考えられるからだ。コメントからそう読み取れる。
そしてロシア軍兵士が、プロパガンダによる嘘だらけの戦争であることを知った時、どんな行動をとるのか興味あるところである。
それからロシア国内の他の30以上ある民間軍事会社が、どのようなスタンスをとるのか、動乱の時代に入ることは必至だ。
昨日、ワグネル部隊はリペツク州をモスクワに向かって移動中とされるが、モスクワまでは500キロほどであると思われるので、日曜日のモスクワ市内に到着するだろうが、クレムリンに突入することになればロシア軍をウクライナから引き戻す必要も出てくる可能性がある。モスクワまではM-4のE115道路を走っているだろうが、アウトバーンような景色の道路なので、思ったより早く着くと思われるので、日曜日のモスクワに何が起きるか?
突然だが、ワグネル部隊が引き返したと発表があった。ただロシア国内での緊張は高まるばかりとなるだろうから、ウクライナ軍事侵攻が手薄になることには変わりないとみる。
結局、ワグネルはモスクワまで200キロのところで引き返し撤収した。ベラルーシ大統領の救いの手が入ったとみる、このままモスクワへ進軍すれば自殺行為になることは明らかだし、ロシアとしても無駄に兵力を弱体化しかねない。自分の身の安全と引き換えにベラルーシへ亡命させることで鎮静化を図ったと考える。ワグネルの兵士は、ロシア軍と契約することになるだろうが、軍上層部の体質が変わることは無いだろうから、ロシア軍の起死回生とはならないだろう。
またワグネルが軍事侵攻の目的を暴露し完全撤退したことで、他の軍事会社とロシア正規軍の士気の低下は避けられないと考えるので、明日からウクライナ軍の前進に成果が表れるだろう。
さて今日は、沖縄で梅雨が明けたようだ。昔のことだが、那覇市内にある気温の表示板は、常に32~33度を示していたが、それ以上に高くなったことは見たことがない。周囲を海が囲んでいるからであるが、夏の埼玉の35~36度に比べれば避暑地だと思って過ごした記憶がある。
沖縄が梅雨明けとなった理由は、西日本上空の偏西風が北西から南東へ吹いているため高気圧の渦が形成されているからである。また東日本上空は、北から南へ別の偏西風が吹いていて梅雨前線を押し下げているので、東日本は長い梅雨となりそうである。