富士山は満杯それでも客を呼ぶのか
- カテゴリ:日記
- 2023/07/03 01:23:06
富士山は、2013年に世界文化遺産に登録された。その影響もあって海外からも観光客が増え、日本人も輪をかけて誰でも登山をするようになり、山小屋の予約も取れない状態になっているが、富士山は山岳であって、そこらの山をハイキングするのとは全く違う。富士山は、夏であっても真冬のように寒い時もあり、暴風雨になったら最悪である。山小屋が確保できずに登山を行う人は必ず現れるだろうが、悪天候に巻き込まれたら命を落とす危険も出てくる。最悪、山小屋に避難させてくれるだろうが、これ以上登山者が増えたら、噴火など災害発生時に避難する場所も無くなるだろうと考える。山岳登山は、十分に休息をとって登山することが基本であるが、弾丸登山などをやっていれば高山病にかかるリスクも大きくなる。富士山に救急車が来るはずはないので、救助ヘリコプターでも呼んだら驚くような費用になる場合があるから、山岳保険は入る必要がある。
一昨日の山開き登山も登山者が満杯状態のようであるが、夜間登山は思った以上に行列が出来るので、何かハプニングでも起きれば大事故につながる恐れもある。世界文化遺産に登録されて、ますます観光客を呼びたい気持ちは分かるが、富士山はれっきとした山岳であるから、何の登山知識もない客をこれ以上呼ぶことはリスクをむやみに高めることに他ならないと考える。よく富士山の賑わいなどがテレビに映し出されてしまうと、誰でも簡単に登れると勘違いする人が出てくると予想するが、その大衆心理が一番危険だ。富士山で普通に登山をしていると、脚が前に上がらなくなる時があるが、完全に酸素不足に陥っている時だ。携帯酸素があれば、非常事態は防げるが、いつもそうであるとは限らない。それでもベテランなら対策を知っているだろう。やはり山小屋が満杯になるような状態になるほど、山頂や山腹に人が集まり過ぎると何らかのリスクが生まれる気がする。
今日は、九州で大荒れの天気だ、梅雨後半になると西側に太平洋高気圧の張り出しが出来て、梅雨前線を北へ押し上げるので、どんどん南から暖気が流れ込む。そこへ今日は、大陸からの寒気が偏西風に乗って九州へ北から流れ込むため、暖気と寒気の衝突が九州地方で発生しているため、異常な豪雨となる危険がある。この気象状態は、すぐに崩れないだろうから、豪雨は続く恐れがあるので、過去になかったような災害もあると思って早めの避難に備えよう。
さて今日は、関東では晴れて32度まで気温が上がったが、役員なので神社の参道100メートルの除草剤撒きと桜の不要枝の伐採を行ってから、昼に家に戻った。体調に異変は感じないのだが、何となく暑さのせいなのか汗びっしょりになっていたので、水風呂に10分間浸かっていたら、体がシャキッと元に戻った。もしかしたら、熱中症になる寸前だったのかもしれない、夏は水風呂が最高!