大寒波前半に突入まずは安全確保
- カテゴリ:日記
- 2024/01/24 06:47:52
日本列島は、今日から最大級の大寒波に覆われることになる。今日の大寒波は、石垣島上空まで氷点下になるような極寒なので、凍結事故など予想も出来ないことが起きる恐れがあるかもしない、不要不急と言うより安全を考えれば出かけないほうが賢明である。
今回の大寒波が、最大級になる理由は、北海道西海上にある低気圧がゆっくりなうえ発達していることである、そして大陸の高気圧が、1064hpaと最大級であるため、日本海は最大級の暴風雪が3日間は続くと考えたほうが間違いない。大雪は北海道から九州まで降り続くと思われるが、最大1mの積雪もありと思うことだ。さて気が付けば大変なことに、北海道付近で低気圧が追加発生し4つ集中しているため、低気圧が大型化したと考えるべきで、能登半島を中心に日本海側は暴風雪に見舞われる恐れがある。海岸線では、常時秒速10m以上の風が吹くので、北海道など猛吹雪になっているところもあるから、車での移動は危険だ。ひまわり画像では、特に本州の日本海側では雪雲が大量に発生しており、積雪は予想外に積もる恐れがあるので油断禁物である。
今朝起きてみると北からの雪風が顔に突き刺さる感じだ、関東の上空1500mはマイナス8度くらいになっていて、日本列島全体を覆っている大寒波の中央は西日本にあるから、関東はあと2日間は極寒となるだろう。厳重な防寒対策が必要である。
今日は、臨時なのだろうか、朝から国会中継をやっている。内容は能登半島地震の復旧・復興に向けての審議中継であるが、当事者側から見れば今日は何日だと言いたくなるだろう。今頃、道路やインフラ設備復旧の予算審議なのか分からないが、今日は大寒波襲来でどれだけ積雪があるか予想もつかない状況が見込まれているため、陥没など損壊したままの道路の除雪ははかどらないと推測する。やはり現地の現状を細かく把握し早期に復旧をさせることが先決だが、自治体任せでは人手不足だろうから何らかの統制が必要だろう。災害地域が半島であることは、一部だけ復旧しても何の役にも立たないので、半島一周を見渡して総合的に復興に向けて取り組む体制作りが急務と考える。
午後になったが、北海道付近の4つの低気圧が東へ行かず、その場で4つまとまって大きく左回転のローリングをしているため、巨大化した低気圧と同様な暴風を発生させているので、日本海側の暴風雪は勢いが一向に収まらない最悪の状況だ。すでに降雪の影響でスリップする車もあるようだ。恐らく今後道路状況も悪化して、道路封鎖になる恐れも出てくるだろう。とにかく今の気圧配置は、滅多に起きない最悪の気象状態なので、自然現象を侮ってはいけない。
それから能登半島では貴重な「水」であるが、昼間でも陸地の気温が氷点下になっているため、水が凍ってしまう恐れもあるので、今週は水の確保対策が最重要である。普段は何も気にしていない水道の水であるが、水が無かったら生きていけないことをあらためて思い返す必要がある。
ところで能登半島大地震に対して、東日本大地震や熊本大地震の教訓がどれだけ生かされているのか、全く分からない状況である。理由の一つに報道関係者を含めて現地に入ることが出来ない状況もあるかもしれないが、時間が経過しているにもかかわらず、今でも現状が良く分からないありさまと思えてならない。現時点からでも的確に情報を発信していかないと、統制の取れた効率的な復興など期待できないだろう。
そこで気になるのは、復興に当たり建設業者や重機の確保など、大阪・関西万博の繁忙期と重なるであろうと予想するが、たとえ人手不足になったとしても、その時は当然災害復興を優先することになるから、万博をどうするかの対応が必要になることは確実だろう。