Nicotto Town


モリバランノスケ


リラノハナ

今日は、薄曇りだが、昨日の様な、強風も吹いておらず、穏やかな日和である。いつもの様に各々が、思い思いに、Breakfastを楽しんだ後の、語らいの時間だ。食事中から、お蝶が、何やら物思いに耽っている様な表情を見せている。

私 (お蝶!。どうしたの。何か考え事?)
蝶 (早朝に、チャムと一緒に庭を散歩したの。
  ほら、ご主人の孫T君が、ドングリから
  育てて、杉並区から移植したクヌギ君。
  その左奥に、ライラックが居るでしょう。
  今、満開なんです。彼女と話していると
  (光様)との事が色々と思い出されたんです)

そうだろう、ソウダロウ。ライラックといえば
北国の都、札幌を象徴する樹木である。私が、この木をこの庭に植えた理由。それは、生まれ故郷を、懐かしんでの事だ。北海道の春。長い冬を耐えた後の歓びから、花々が一気呵成に開咲く。

五月には、ライラック祭りが開かれる。そういえば、フランスでは、ライラックの花を、リラの花と言って、昔から、とても、人々に愛されてきた。シャンソンにも、(リラの花咲頃)という名曲があるよネ。第二次世界大戦で、ナチスドイツに占領されたパリを取り戻そうとした時のレジスタンスの、(象徴)、にもなったんだ。

私には、お蝶が、ライラックと話をする事で、彼女にとっての、最愛の(命)、とも言える(光様)を思い出した。その為、物思いに耽るのは、当たり前である。今日は、ソット彼女を見守る事にしょう・・・・。そういえば、(中島みゆき)の曲に、ライラックを歌ったのはあったかな!。私は、彼女のCDを取り出し眺めたりしている。




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