Nicotto Town


モリバランノスケ


アオコの揺り籠

(頂きます!)との声を、皆んなで揃えて、我がFamilyのBreakfastが始まった。夫々が自分で用意した料理を、楽しんでいる。私達は、妻の調理したサラダ、焼肉、パン、季節の果物。飲み物は、我がハウスで栽培したコー匕ー。味は最上ランク。

談笑Timeが始まった。皆の関心は、サボテンのマミラリヤの枝に造られた、クモ吉の労作、(アオコの揺り籠)である。昨日の間に、ほぼ出来ていたが、今日の早朝に、念には念を入れた補強を行ったらしい。誰ともなく、周りの雰囲気は、(ちよっと乗ってみたら)と、アオコに促しているようだ。アオコは、何処か恥ずかしそうな仕草。

私は、そんなアオコの気持を察し、彼女を自分の手に移す。そして、そっと揺り籠に乗せてあげた。彼女は、不思議そうに辺りをみまわす。

(どんな、感じですか?)と、皆の気持ちは、彼女に語り掛ける。アオコは、揺りかごの、心地よさに感動している様子。そして、言葉を刻む。

(このBedは、なんて気持ちが良いのでしょう。居心地が上々です。クモ吉さん!、有難う)

クモ吉は、まんざらでも無さそうな顔を見せて
、優しく言葉を返す。

(何処か、使いづらかつたり、不具合な所が見つかったら、何時でも言って下さい。すぐに直して上げるから)

周りの者達は、二人の言葉のやり取りを、微笑みながら聞いている。




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