Nicotto Town


どんぐりやボタンとか


ワシントンDCってびっくり!(9)

うにゃあ、DC旅行から帰ってきて、何やら、ずっと余裕があまりなくて、この旅行記はペースが遅くなってしまったなり。

今日は、久しぶりに10時まで寝て、それから朝ごはんを食べて、トレーニングを1時間ばかりしたなり。
今、シャワーを浴びて休憩中なり。。



さて、こんな音楽でも聴きながら、休憩がてら続きを書こうかね。

https://www.youtube.com/watch?v=Y25LDO6OLzQ



DC最終日、元々の予定は宇宙博物館だったのだけど、3日目にもう行ったので、前日の夜にまだ行ってない美術館/博物館で興味あるのを探す。
正直、興味あるのは、他にもたくさんあったのだけど、やはり、ここは外せないだろう。と思ったのは、National Museum of Woman in the Arts. (NMWA)

アメリカで唯一の女性のアーティストのみの美術館。
それは、スミソニアン博物館群ではないと思う。たぶん。
DCにはスミソニアン博物館群が19もあって、その他にももっとたくさんの美術館/博物館があるのね。
すごいのよ。


最終日の朝、いつものように近所のカフェに行ってコーヒー飲む。店員のお姉さんに、じゃあ、またね。って挨拶して、民宿へ戻り、朝ごはん食べる。
荷物をまとめて、ちょっとゴミとかを捨てやすいようにまとめて、ちょろっと掃除もして、それから民宿を出る。
3泊お世話になりました(^-^)

民宿のオーナーに、「いろいろありがとう。」ってテキストしながら、NMWAに行く。

NMWAは、スミソニアン博物館群が立ち並ぶエリアから少しだけオフィス街に入ったところにある。

美術館のオープン時間より少し早くついたので、外で少し待ってから、入館。
荷物を預けて、チケット売り場へ。
てっきりここも無料だと思ったけど、ここはお金がかかる。
$15払って、チケット購入。
やはり、スミソニアン系列ではないんだね。
スミソニアンは全部無料だから。

チケット売り場からすぐにこの美術館のロビーがあって、吹き抜けのホールになっており、とっても素敵。
左右に大理石のカーブした美麗な階段があって、ホールの中央には素敵なシャンデリアがぶら下がってる。
階段を上がると、その中空2階の廊下には、ルイーズの写真や、フリーダの自画像が展示されている。

なんだか、美術館というより、素敵なお金持ちの邸宅のよう。

そこを過ぎると、また階段があって、それを登ると、メインの展示ギャラリーがある。

その展示ギャラリーには、昔の女性画家から、現代のコンテンポラリーアーティストまで、多様な女性のアーティストたちの作品が展示されている。

まず、小さなスペースには小さめの絵画が展示されていて、一つ一つをゆっくり見ていく。
それから、メインのスペースに入るとすぐにコンテンポラリーアーティストのコンセプチュアルな作品の写真が展示されていて、その説明を少し読んでいると、何やら声が聞こえる。

おれがその日の一番最初の客だったのだが、他の客も入ってきたようで、おれと同じ展示スペースにいるようで、向こうにその客が見えた。
女性二人組で、一人は年配の女性で、もう一人は中年女性。
んで、その年配女性の声が美術館の中にしては大きい。。
んで、いちいち、一つ一つの作品に、「私はこれは好きじゃないわ。こっちの方がまだマシね!」とか、アーティストへの敬意に欠けることを大きな声で言い続けてる。
ずーっと。。
んで、中年女性の方はそれにいちいち、頷いて、全くのイエスマンになってる。。

う〜〜〜〜〜〜ん。。。。。。。

その美術館は、小ぶりな美術館で、静謐で、美しいの。

その静かなスペースに彼女が声が響いている。。
しかも、ディスリスペクトで、傲慢な意見が。。。。ずーーっと。。

おれは静かに作品を味わいたいのよ。
ゆっくりと静かに。。


まあ、それは無視しよう。。と、心の中で思いながら、一生懸命作品を見ることに集中しようとするが、その声は近づいてくる。
とうとう、彼女たちはおれのいるスペースに来てしまった。。

おれが作品を見ていると、その年配女性は、そのおれが見てる作品が気になったのか、おれが見てる前にグイッと来て、作品について何やら言い始めた。
大声で。。。

あのさ、、、いくらアメリカでも、そんな人いないのよ。。
美術館で、人が見てる時に、その人と作品の間に割り込むなんて人いないし、美術館の中で大声で話す大人もいないのよ。。

おれはさすがに作品を見ることに集中できなくて、たまらずその場から離れる。

その後もその年配女性は、作品について好き放題あれこれ大声で言いまくっていた。。
作品の好みは人それぞれだし、別にどんな意見を持ってもいいけど、なぜおれがあなたの意見を聞かなきゃいけないの?
知ったことじゃないんだけど。。。

すごーく嫌な気持ちになって、とにかく、彼女たちがいなくなるのを待ちながら、作品を見るともなく、時間が過ぎるのを待つ。
しばらくして、ようやく彼女たちがその階を見終えて、大きな声でランチを食べに行くことを話しながら、階段を降りて行き、美術館にようやく静かな平和が訪れた。。



はぁ〜〜。。。しんど。。

そう思いながら、ようやく、一人で静かに作品をはじめから見直す。



ルネッサンスの時代だろうか、かなり昔のブローチの作品があった。
ガラスケースの中に展示されていて、ブローチの中には写真ではなくて、絵がはめ込んであるの。
絵は水彩画。
なんだか、その当時の女性の「願い」が今でも生きているようで素晴らしかった。

それから、おれの大好物のニキ・ド・サンファルの彫刻。
彼女の大理石彫刻はすごいね〜。
とても大きな動きで、彼女特有のおおらかさと優しさと自由な遊びに溢れている。

それから、大好きなAna Mendietaのパフォーマンス写真!
内心、「きゃ〜〜〜!!Anaだ!!」ってなってた(^0^)
彼女の代表作、Silueta シリーズの一つだ。
うーん、彼女の作品がこのNMWAにあることは、とても感慨深いなあ。
彼女の人生と歴史を考えると、とても重要なことだと思う。

その隣にはなんと、これまた私の大好物のRemedios Varo。
スペイン内戦やナチス侵攻などでスペインからメキシコに移住した、シュルレアリスムの重要なアーティストだ。

二人の共通点は、戦争や政治的暴力で、自国にいられなくなったこと。
だから、全くジャンルの違う二人が隣同士で置いてあったのだろうか。


何はともあれ、NMWAの展示はとても小ぶりながらもとっても良かった(^0^)
またお気に入りの美術館が一つ増えたのだ。

ミュージアムショップに行って、とても気に入った帽子があったので衝動買い。
これはDCの自分へのお土産だね!

1時間以上、じっくり展示を見て、途中、邪魔が入ったこと以外は、大満足。
NMWAはおすすめですよ(^-^)


その日のNYに帰る電車はユニオン駅3時50分(くらいだったかな?)発。

まだ時間があるので、3日目に買う予定だったお土産を買うために、美術館の後は、Union Marketへ向かう。

さて、いよいよDC旅行も大詰め。
たぶん、次回くらいが最終回になるかな?

あ、後で、DC旅行のおすすめの観光スポットをまとめようかな?

それでは、Have a great day!



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2024/09/19 11:16
> せんちゃんさん
そうだね〜。。
そこに来てる人たちはそのお爺さんの意見を聞くためではなく、作品を見たいから来てるんだもんね。
その邪魔になってることに気づかないのかしら。。?
別に美術館やギャラリーはかしこまって居る場所である必要は全くなくて、リラックスしてそれぞれの好きなようにいれる場所だと思うけど、間違いなく、誰もそのじいさんやばあさんの意見を聞きたくて行ってるんじゃないことは確かだよねー。
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2024/09/19 11:11
> ルルルのル^^さん
あー、確かに日本にも彼女の作品があったような気がするなり。

軽井沢って長野なのね。
行ってみたいなり!
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2024/09/18 18:32
少し前にわたし自身も出展した展示会で、偉そうな爺さんと中年男性がまさに!偉そうな意見を大声で話していて(爺さんが一方的に)腹が立ったのを思い出したよ。曰く「…この滝は勢いがあるのだからこんな色にならない!」とか「***の部分はいいけど、この描きかたは全然ダメ」とか。
貴方は絵の欠点を探して優越感を得るためにギャラリーに来てるの!?って思ったよ。その欠点の指摘だって、全く的外れだとわたしは思ったけどね。
とりあえず、作品についての感想はギャラリーの外に出て話すなりネットにあげるなりしたらいいと思ったわ。
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2024/09/18 17:52
ニキいいですよね〜

昔 軽井沢にミュージアムがあったような?



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