それらの問題ってさ、おれたちの子供、孫、ひ孫世代に、このまま放っておいたら、間違いなく悪化するし、自然は壊れてしまうかも知れないね。

「人間の自業自得だから、人間って愚かだから滅びるんじゃない？」なんてことを言うのは、あまりに無責任だよね。

たぶん、大人の人たちのおおよそは、このままじゃダメだって、もうとっくに気づいてると思う。

では、候補二人のそれぞれの政策をざっと見てみようか。

カマラ・ハリスの政策姿勢

・ウクライナ: NATOとの連携を強化し、ウクライナへの軍事・人道支援を継続。ロシアに対して制裁を強化し、欧州との安全保障を重視。

・イスラエルとパレスチナ: 二国家解決を支持し、イスラエルとの関係を維持しながらパレスチナとの対話を促進。中東の安定を目指す。

・移民問題: 人道的な視点から移民政策を見直し、受け入れの柔軟性を増やす。国境管理の改善と共に移民法の改革を進める。

・蜂の減少問題: 生態系保護と農業への影響を考慮し、農薬規制や蜂の保護政策を推進。

・プラスチック問題: 使い捨てプラスチックの削減と海洋汚染防止を目指し、リサイクル促進と企業責任の強化を推進。国際協力も視野に入れる。

・クリーンエネルギー: 再生可能エネルギーへの転換を加速し、温室効果ガスの削減目標を掲げる。クリーン技術の研究・普及を支援。

・温暖化問題: 気候変動対策を重要視し、パリ協定を遵守。国内外での温暖化対策を強化し、持続可能なエネルギー政策を推進。

ドナルド・トランプの政策姿勢

・ウクライナ: ロシアへの融和的な姿勢を取り、ウクライナ支援やNATOとの関与には消極的。ロシアとの関係改善を優先。

・イスラエルとパレスチナ: 強くイスラエルを支持し、パレスチナ問題や二国家解決には関心が薄い。イスラエルとの関係強化を優先。

・移民問題: 移民流入の制限を強化し、国境管理の徹底と移民規制を推進。移民の受け入れには厳格な態度。

・蜂の減少問題: 環境規制に消極的で、蜂の保護政策には関心が薄い。企業の自由を優先。

・プラスチック問題: 環境規制の緩和を支持、プラスチック削減には消極的。企業の生産活動を優先。

・クリーンエネルギー: 石油や石炭など化石燃料を重視、クリーンエネルギー転換には消極的。エネルギーの自給自足を強調。

・温暖化問題: 気候変動対策には消極的で、パリ協定からの離脱を支持。温暖化対策よりも経済成長とエネルギーの独立性を重視。

と、こんな感じ。
まあ、真逆だよね。

ハリスさんは、事実に基づいて、環境問題、国家間の問題に取り組もうとしてる。
そして、アメリカ以外の国との連携とバランスもあらゆる問題において、重要視してるね。

トランプは、環境問題や国家間の問題よりも、アメリカの利益を優先してる。

例えば、イスラエルを「強く」支持するのは、アメリカにとって、彼らが金づるだから。命より平和より、利益が大事。
例えば、環境問題については、温暖化などのことは、陰謀論である、つまりウソだ。という姿勢。

むしろ、逆に、ガス、石油などの、昔ながらのエネルギー大企業への支援を強化。
それも、利益優先のため。

いろんな国で協力して気候変動を改善しようとしているパリ協定も離脱する。

比べてみて、どう思う？

アメリカという大国の大統領になろうとする、どちらの政策を支持する？

もしかしたら、トランプという人もいるのかも知れないけどさ。

おれは、間違いなくハリスさんなんだ。

理由は簡単。
平和と自然はとても大切だから。
お金よりも権力よりも、人の命、自然の命、それは大切だし、優先されるべきだから。

今、悲しんでる人たち、たとえ、遠い土地にいても、その人たちが平和になってほしいから。
動物も植物も虫たちも魚も鳥も風も土も海も川も、未来の人たちも安心してのびのび暮らせる自然になってほしいから。

そのために、おれの生活レベルが下がるならば、下がればいいと思う。

だけど、アメリカの半数の人たちがトランプを支持しているのは、トランプ陣営の、右派の、広告の長年の影響のせいなんだ。

彼らの広告の仕方は、まるで詐欺のやり口と同じ。

今、〜しておかないと、大変なことになりますよ！？って、詐欺師の常套句だよね。
同じなの。

ある日、あなたは噂や、あるいは、テレビかなんかの広告で見る。
「私たちの正義が陰謀で失われている。私たちの国は乗っ取られてしまう。職を失い、正義を失い、自由を奪われる。」
そうやって、人々の恐怖と不安を煽るの。
目一杯不安にさせておいて、それから、ヒーローが登場する。
おれが救ってやる！って。
そして、人々は熱狂するんだよ。

それが、Make Great America Again!なの。

そうやって、人々は、自分の頭で物事を考えて判断することが出来なくなってる。
事実よりも、自分にとって都合の良い、耳心地の良いシナリオを信じてしまう。

国＝自分のアイデンティティになってしまっている。
銃は男らしさ、昔ながらの石油エネルギーとその恩恵、工場の仕事、そうゆう「昔ながらのアメリカの生活」が、気候変動の事実を認めてしまうと、失ってしまいそうで怖いんだ。

だけど、人間って自分の頭で考えて、時には自分を疑って、そうやって、少しづつ間違えながらも、真実に近づいていくものじゃない？
そうやって成長していくものじゃない？
変わるべき時は、一歩踏み出して、変わらなきゃいけないんじゃない？

それって、何かに体重を預けているのではなくて、自分の足で立ってるってことだと思う。

国家や宗教さえ信じていれば、それだけでハッピーになれるなんて、それだけで何も考えないでオッケーなんて、そんな簡単で都合の良い絶対的なものなんて、この世にあるの？

キリスト教とアメリカって、そんなに絶対なものなの？

この世界は、宇宙は、全てが不確かで、全てが流動的で、先も読めない。

保証なんてないよ。

それが事実だよ。

だから、一生懸命がんばって、自分の足で歩くんじゃん。

前を見てさ。

それって大変な時もあるけど、それが生き物でしょう？

その一つの生き物であることを放棄して、国や宗教に任せてしまうなんて、どこか自由なんだろう？

少し、話が深くなってしまったけどね。。

言いたいことは、自分の頭で考えて、事実を大切にして、物事を判断できること。

これってすごく大事だと思う。

事実を無視していたら、どんな政策もあり得ない。

どちらの政策が良いか？なんて以前の問題なんだ。

そして、どちらの候補が事実に基づいて政策を考えているか？
それを自分で判断しないといけないと思う。

アメリカにも日本にも、先進国には、地球を破壊してきた責任があるでしょう？
戦争してきた責任もあるでしょう？

その責任も、事実も、科学も無視して、自分達の都合とアメリカの幻想だけに目を向けて、それで本当にいいの？

今回の大統領選挙は、アメリカ人の知性を問われると思う。