Nicotto Town



のびのびTRPG リプレイ


のびのびTRPG(カードやさいころを使って遊ぶゲームです)の
ひとりリプレイです(本来は三~四人でやるらしい)。
折角遊んでみたので試しに


オレは赤髪の魔法使い。通称ルベルだ。
能力は、力が1 技が6。魔法使いなんだから非力でも問題ない。
スキルで、魔力を集約し大きな魔法を使うことが出来る。
ただ、暴走する可能性があるのが珠に瑕だ


プロローグ
この国、レーグヌム王国王都の地下深く、異世界に通じる裂け目が発見された。
裂け目からは異世界の住人と魔法の力があふれ出し
世界は急激にその姿を変えつつあった。
オレもこの世界の冒険者の一人として、この異変の解決に乗り出すことにした。


力を貸してもらう為訪れた精霊の森の奥深く、
湖のほとりに立った大精霊はオレの目的を予知していたようだ。
「世界を救う力を求めているのですね。
 わかりました。そなたの武器をこちらに…」
よく分からないまま武器を渡すと、一瞬オレの武器
(魔法使いなので杖だが)が光ったと思うと(光のカードをめくり)
そこに現れたのは中年に差し掛かる年齢のご婦人だった。
オレの頭の中が疑問符で一杯になっても仕方がないというものだろう。
「ねえねえね、あのお方、裏ではあんなことをされてるそうよ!
お友達の旦那様の同僚の方がそう言ってましたのよ。
ひとは見かけによりませんわよねえ」
ご婦人はそうぺらぺら話しかけてくるが、いや、その方知らないし。
とりあえずこのご婦人を連れていると技に+1されるそうなので、
仕方なく連れて行くことにする。
頭が痛い。


ご婦人を連れて森を出ようとしていたところ、ご婦人が
「お腹がすきましたの。あなた何とかならない? 魔法でパッと出すとか」
と言ってきた。生憎だがそんな魔法は使えない。
仕方がないので、近くに食べられるものがないか探してみることにした。
(技13以上で成功である)


2d6して出た目は7。無事成功だ。
しかし見つけて来たニワトリを食べるのはかわいそうだとご婦人が言い出し、
仕方なく木の実がないか改めて探しに行くことにした。
ちなみに、ニワトリは連れて行くことで力に+1してくれるらしい。
ニワトリ、力強い…。


精霊の森を出たところにある町では、異世界の住人に入り込まれないよう、
独自に結界が張られていた。
しかし、今その結界が破られようとしている。
オレはスキルを使い、結界の破れを修復することにした。
(4d振って、能力とご婦人の技を足し、15以上を目指す!)


「くぅぅぅ」
「頑張れ。頑張るのよ」
「コケコッコー」
それぞれの応援を受けて、魔力が暴走することもなく
オレは無事に結界を修復することに成功した。その時、
異世界に繋がる裂け目ができ、一人のおっさんを放り出して消えていった。
「ほっほっほっ、学校の興亡など大したことではない。
きみたちが未来をつむいでくれればそれでよいのじゃ」
そのおっさんは「校長先生」と名乗った。
一回だけ判定にボーナスをくれるらしい。
最初は一人だったのに、随分大所帯になったものだ…。


ふと顔を上げると、結界を修復して町の救世主となった筈のオレ達は、
何故か異世界の悪魔と誤解されていた。
「違う。ちゃんと見ていたのか? オレ達は町を救ったんだぞ」
「ねえねえ、あそこで棒を持ってこちらへ向かっている人、
 実は裏でこんな事をやっているらしいのよ。隣の奥さんの幼馴染の…」
「コケーッコッコッコッ」
「ほっほっほっ」
あまりのカオスさに、オレは説得を諦めて逃げ出すことにした。


命からがら逃げだし、なんとか村人を撒くことが出来た。
オレ達が息を切らせてうずくまっていると、どこかで見たような人影が見えた。
「おやおやルベルくん。いいかね君。そう君だ。
魔法学校の為によく働いてくれたまえよ。我々の…
学校の命運は君が握っていることを忘れないように」
それは、オレが以前通っていた魔法学校の教頭だった。
何でこんなところにいるんだ?
ちなみに連れて行けば力が+1されるらしい。


オレはご婦人、ニワトリ、校長先生、教頭先生を連れて、
いよいよ裂け目を目の前にするところまできた。
しかし、そこから出てきた邪悪な異世界の住人にあっけなくやられてしまった。
(もうダメだ)
そう思った時、声が掛かった。
「ぶざまだな。それでも私のライバルなのか!」
そいつは、そう言うと邪悪に立ち向かっていった。
「勘違いするなよ。貴様を倒すのは、この私なのだからな!」
かっこよくビシッとポーズを決めてくれたが、えーと、あれ誰だっけ?


エピローグ

そんな事を考えている内に、視界がゆっくり暗くなる。
その時、巨大な魔力の渦が全体を包み始め、
異世界の住人がぼろぼろと崩れるように倒されて行き、
裂け目もゆっくり閉じられていく。
宮廷魔術師が、宮廷の書庫にある魔導書を読み漁り、
見つけた魔法でギリギリで助けてもらえたと後で聞いた。
オレはあまり活躍できなかったけど、とりあえず世界に平和が戻ったという事だ。
「ねえねえ、あの子ああ見えてヘタレなのよ。ワタクシこの目で見ましたの。
 ちょっと意外よねえ。え、そうでもない?」
「コッケッケッコー」
「ほぅほぅほぅほぅ」
「おやおやおやおや、なんてことだ」
「この私のライバルともあろう者が、情けない」
…で、あいつらいつまでここにいるんだ?

昨日はニコタサボってこんなことやってました(。・ ω<)ゞテヘペロ




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