Nicotto Town


なるべく気楽に気楽に~!


精神的な疾患を持ってる私の気楽に気楽に生きたい願望です~!
ちょこちょこ愚痴も入りますが、嫌な思いをされる方がいたらすみません><

柔くしなやかな月の下で

第十八章
マンション近くに着いた私はいつもの様に帰宅の道で、十月になっていた空を見上げ月はないかな、なんて思いながら暗くなり始めていた夜空を見つめる。それと同時に自分の部屋の電気も確認し、付いていない事にも慣れたが帰っているだろう彼へと「まだ、気を遣っているんだな」といつもの様に暗い部屋へと目を向け...

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柔くしなやかな月の下で

第十七章
今日は大分余裕をもって出社したため、会社には殆ど人はまだ居なかった。「煙草でも吸うかな…」と私は薄手のコートのまま喫煙所へと向かった。煙草を吸っている間、少し頭を空っぽにし、ただぼんやりと吸っていた様に思う。一人きりの喫煙所はとても広く感じたが、私にとっては居心地が良かった。...

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柔くしなやかな月の下で

第十六章
朝、起きた時にはリム君はいつもの様にキッチンに立って、朝食を作ってくれていた。「…おはよ」と寝惚けたままリム君へと声を掛ける。「おはようございます!すずさん!」と何となく昨日キスを交わした様な彼はいつも通りだった。「夢か…」ぼーっとしながら掛布団から出て、煙草へ...

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柔くしなやかな月の下で

第十五章
「はぁ…長風呂になっちゃった、ごめんね?」と私が出てくるとリム君は眠ってしまっていた。私は彼を起こさない様に、メイクルームへと移動しスキンケアを済ませた。軽めの香水も纏いながら、私はリビングへと行き眠ってしまったリム君の隣に座り頭を撫でた。一緒に眠りに付いたあの日から、私達は...

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柔くしなやかな月の下で

第十四章
リム君が帰って来てから、「あぁ…もう二十一時なんだね、お風呂入らなきゃ」と我に返った私は、彼に、「お腹空いてる?」と尋ねると、「今日は、なんかお腹空いてないです!」と答えた。「私もそうなんだよね」と言うと、「一緒ですね!」と二人して笑った。「私、お風呂入らなきゃ」と笑い、お風...

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