沢村凛『黄金の王 白銀の王』感想
- カテゴリ: 小説/詩
- 2012/01/31 18:46:33
うかつにも沢村凛という作家をこれまで知らなかったのだが、
ふと覗いた本屋で「これは好みに違いない」という直感のもとに購入したのが
『黄金の王 白銀の王』(角川文庫)。
表紙イラストは古代日本風な感じで、ファンタジーらしい。
あんまり古代っぽいと好みからはずれることもあるので難しいけど、
作品の最初に...
毎日のお着替えやマイルームの改装等、主にニコッと内のできごとを綴ります。
うかつにも沢村凛という作家をこれまで知らなかったのだが、
ふと覗いた本屋で「これは好みに違いない」という直感のもとに購入したのが
『黄金の王 白銀の王』(角川文庫)。
表紙イラストは古代日本風な感じで、ファンタジーらしい。
あんまり古代っぽいと好みからはずれることもあるので難しいけど、
作品の最初に...
小野不由美の『十二国記』はファンタジー小説の範疇である。
外側の設定だけみれば凡百の流れでありながら高みへと昇華させてしまった、
ある意味異端のファンタジーだ。
当初若年層向けとして刊行されながら一般書籍としても展開されるようになったことから
その読者層すら幅広いこともわかる。
常世とも呼ばれるそ...
嬉野君著『金星特急』新書館ウイングス文庫、既刊4巻近日5巻発売予定ある年の6月にひとりの少年が東京駅から列車に乗ろうとするところから物語は始まる。
列車は「金星特急」と呼ばれるようになった神出鬼没の白い車体。
「金星特急」は謎の美女、金星が花婿を招くため遣わすものらしい。
花婿になった男にはこの世の...
先日読むと宣言したサラ・ウォーターズの『エアーズ家の没落』(上下巻創元推理文庫)
そして買いそびれていた小野不由美の『ゴーストハント』(5・6巻メディアファクトリー)
を立て続けに読んだ感想文です。
まず『エアーズ家の没落』ですが。
エアーズ一族が代々住むハンドレッズ領主館。
二つの大戦のためかつ...
特に秋だからというわけではないのだが、積み上げていた中から
サラ・ウォーターズの『エアーズ家の没落』(上下巻・創元推理文庫)を
この週末に読もうかと思っている。
サラ・ウォーターズはすっごい好きなんだが、
いかんせん重厚なんで
なるべく体調のよいときを狙いたいと思ってたら今まで読めずw
日本での...
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