経世済民⑦～基礎的財政収支
- カテゴリ：日記
- 2022/07/03 00:10:46
前回の日記で、我が国は絶対に財政破綻などあり得ないと書きました。
これに対して財政再建派の論客が現れ、私と激しいバトルになる・・・
といった展開を期待したのですが、論客は現れず、いささか寂しい想いをいたしております。
関西で威勢のいいナントカの会の支持者とか、来ないかなぁと思っていたのですが。
さて、日本は国債の発行をいくらしても金利は上がらずに、そして財政破綻もしないとなれば、無税国家になれるのでは？
そうはなりません。
私が最初に書いたように、税金にはしっかりとした目的があるからです。
おさらいしましょう。
税金の目的は
１、所得の再分配。
２、ペナルティ
３、ビルドインスタビライザー
です。
詳しくは、経世済民②をご覧くださいませ。
では、お金を無限に刷って国民にばら撒いたらどうか？
いくら刷っても大丈夫なんでしょ？
いいえ、それはダメですね。
無限にそれをしてしまうと、経済のバランスが崩れてしまいます。
マネーストックが増えすぎてしまうのです。
人々はお金を使いまくる。
すると物価が上がりますが、お金も有り余っているので更に使う。
お金が流通過多になれば、所得は更に上がり、また使う。
お金の価値がどんどん下落し、紙切れ同然になる。
お金の価値が下がれば、日本の通貨である「円」の価値が下がり、円安になる。
つまり、インフレになってしまうのです。
ほら、だから国債はやたらと発行してはいけないんだよ。
そうでしょうか？
だって、我が国は25年間インフレとは逆のデフレに悩まされ、そのせいで中間所得が108万円も下がってしまったんです。
今はマネーストックを増やさなければいけない時期なのです。
インフレ率2%がその境目と言われています。
え？今は消費者物価指数CPIが2.8％でしょ？
それは総合CPIでの話。
経済の上下とは関係ない指標、エネルギーと生鮮食品を除いた数値、コアコアCPIを見ると現在の指標は0.8％なんです。
これ、よく覚えておいてくださいね。
仮にあなたに資料を見せて「今はインフレです」という人が居たら、それは総合のCPIを見せて騙そうとするレトリックです。
「ぞれ、コアコアCPIで作った資料ですか？」と言えば、そいつは後ずさりして消えてゆくはずです。
では、彼らは何ゆえ、この国を亡ぼすような政策を提案し続けるのか？
それは全ての省庁のトップに君臨する、財務省が言っているから。
では、日本の頭脳が終結された財務省が、何故国を亡ぼすような事を言い続けるのか？
それは財務法第四条、財務省設置法にこう書かれているから。
健全な財政の維持
財務省はこの為だけに設置され、国が亡ぼうが、人が死のうが、これだけの目的で動いているのです。
彼らの言う「健全な財政」とは何か。
それこそが基礎的財政収支、プライマリーバランス黒字化（以下PB黒字化）なのです。
PB黒字化とは、税収だけで全ての財務を賄う事。
彼らはPB黒字化を推奨する国会議員の法案のための出資は積極的に行い、逆に積極財政を推奨する国会議員の法案はボツにするどころか、逆にスキャンダルをリークして議員生命をも断とうとします。
例えば、安倍元首相のもりかけ桜問題も、彼が消費増税を遅らせた事によるペナルティとしての情報リークだったと言われています。
財務省の情報はかなりのものらしく、税金の不正や選挙違反、女性問題なども網羅していると言われています。
その対象となる人物も、大学教授や経済エコノミストや評論家、マスコミ関連など幅広く、彼らが緊縮を語れば権威や有益な情報を与えるなどの飴を与え、逆に減税や積極財政を語ればスキャンダルで攻撃する。
内閣調査庁と互角なほどの恐ろしさですね。
ま、命までは取られないでしょうけど・・・。
私としましては、積極財政派の参議院議員西田昌司先生が心配でなりません。
さて、参院選投票日まで、残り1週間となりました。
どの政党、どの候補に投票すべきか？
少しでも参考にして頂ければ幸いです。
基本土日は仕事なんでね。
結局、なぁんも勉強してない野党は役に立たないとは思うけど
与党内部でもせめぎ合いはあるよね。
岸田さんは外交には明るいから、今の世界情勢を考えると彼で良かったと思うけど
それほど経済に明るいわけではないし、見た目より厳しい性格が災いして足元をすくわれそうだね。
ラスボス不在の魔城攻略は簡単ではない。城そのものが巨大なラスボスだからね。
勇者１人でなんとかなるもんじゃないし、５人程度のパーティーで勝てるもんでもない。
RPGのように少数精鋭に頼れないならどうするべきか。
とにかく投票率を伸ばすこと。
色んな考え色んな立場、そして真実を見抜いている人だってたくさん政治に参加していることを
魔城の構成員に分からせないことには、国民のために働く政治は行われないからね。