Nicotto Town


「さくら亭」日報


コーデ記録~金魚公主の憂鬱


海神の末娘である彼の女(かのひと)は、

今日もため息をつく。
<金魚公主>
それが彼の女に与えられた呼称。

「なにゆえ、妾が金魚なのじゃ」

それが彼の女には納得がいかない。
絶対に認めたくない。
それなのに、誰もが<金魚公主>と呼ぶ。

愛玩用の小魚と同列にされるのが我慢できない。
「海」神の娘なのに、元が川魚というのも癇に障る。

「誰もその名で呼ぶでない!」

と言い出せたらそれで良かったのだが、
呼ぶ周囲に一遍の悪意もないことが分かっている。

ひらひらと美しく、優雅に可憐。
そう、<金魚>を<公主>をそう認め、称えているだけなのだ。

だから今日も彼の女はため息をつく。
その繊手をひらめかせる仕草がまた、
豪華なひれを思わせることなど知りもせずに。



去年のイベント品の「浴衣(水舞金魚)」を使ってみようと思いました。
ひらひらしていて、きれいです。
ただインパクトが強いので、そう何回も使えません。
(別に使ったっていいのですが)

前日に一度コーデしたのが納得いかなかったのでリベンジしまして。
「天界の剣アスカロン(赤)」はこの浴衣に似合いましたが、
金魚というより赤いのに黒金魚の雰囲気で。

とりあえず、浴衣に何かプラスしようと、
「浮世絵繚乱の艶羽織(赤)」をはおらせました。
赤に赤もどうかとは思ったのですが、赤しか持ってないし。

「ナカヨクナール団の中華帽<R>黄」と
「ナカヨクナール団の孔雀扇<R>黒」で、
和風というより中華寄りにしてみました。
だから<金魚姫>でなく<金魚公主>なのです。
意味はまあ一緒みたいなものです。

「まとう珊瑚礁のきらめきシャボン(白)」と
「まとうおぼろ霞と幻想風鈴(白)」に
「水しぶき舞う海底水流」を重ねました。
それにフレーム「キキ&ララの星の光フレーム(茶)」を更に重ねて、
全体の印象をぼやかします。
背景は海底を意識して「イン・ザ・オーシャン(青)」。

それなりに幻想的になったのではないでしょうか?
<金魚公主>の中身はともかく。




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