Nicotto Town


「さくら亭」日報


コーデ記録~風車



風車というと、ナチュラルに
「弥七」と出て来てしまいます。
完全王道、勧善懲悪な黄門さまは
なんというか、
やはり強いです。
色々な意味で。

で、風車からの連想で浮かんだのは「光車」。
エコなカーの方ではないですよ?
天沢退二郎の『光車よ、まわれ』という作品ですね。
正直言って、内容はさっぱり覚えていません。
何せ図書館の本で一度読んだ、
しかもかなり急ぎ読み(速読ではない)だったので。

ただ作品のイメージだけが今も残っている感じです。
雨、川、暗い町。
その中で光って回る風車。

うん、光車のイメージは、
「光っている風車」なんです。
想像力なさすぎですが、
詩人の想像力を試されても困ります。

あと、なんか読後感がすっきりしなかったんです。
すっきりしてたら、好きなモチーフの話だから
自力購入してたと思うんですが。

この日記を書くのに、さっきちょっと調べて、
三宅興子さんという方の評論を読みまして。
「ああ、そりゃすっきりせんわ」
と思いました。

ざくっと説明すると、
日常ににじみ出てきた影の世界に浸食されていく。系の
ファンタジーであり、ホラーでありミステリーな児童文学。
いや、これ子供に読ませたら泣くよ?
読んだの中学生だったから泣かなかったけど!

こう善悪とか光と影とかの二元対立に見えて、
実際は混ざっていたというか。
勧善懲悪を望んで読んでいたら、
そのへんはぐらかされてラストまで行ってしまって
「え、これで終わりで納得しろと!?」
(書いているうちに色々思い出してきた)

そして記憶に残るのは
闇の中で光りながら回る光車、
という強烈なイメージのみ。


天沢氏が詩人なのは、
たぶん同時期にさっぱり分からないくせに
詩集とか読み漁っていたんで、
たぶん読んだんじゃないかと。
だって真っ先に
天沢退二郎=詩人、って頭の中にあったから。
宮沢賢治の研究者としても有名な方だと
今回初めて知りました。

賢治はな~
なんかこう、素直に読みすぎて
その奥にあるものを取りこぼしてしまっている感じ。
あ、私がです。
そこにあるのに読み取れないもどかしさ。
嫌いではないけれど
理解できる気がしないというか。
まあ、私の頭が悪いというだけですが。



関係ないけど
今回のコーデは、イベント特典背景が映えるのを目標に。
あえて、青と白でまとめました。




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