Nicotto Town


連続冒険小説 霊験導師わむたん


連続冒険小説 霊験導師わむたん(2)

羽のある生き物が振り向くと、宮司服を着た男の姿が見えた。
「キキキ・・・俺様にはむかおうとは頭が変なのでないかね・・・キキキ」
「まさかその手に持っているおはらい棒で殴ろうというのじゃないだろうな・・・キキキ」

わむたんがその手に持っているおはらい棒を天に翳すと、シュルシュルシュルと紙の部分が螺旋状に棒に巻き付いたかと思うと光る物に変化し、その光の中から古い剣のような物が現れた。

「ご先祖様伝来の霊剣あまのむらくものつるぎ!またの名を草薙の剣だ!」
この霊剣はわむたんの霊力により、色々な姿に変化する。
町の中では、おはらい棒の形に変えて持ち歩く事にしているのだ。

「ふふふ・・・そんなおもちゃで俺様と戦おうと言うのか・・・ははは」
その瞬間羽のある生き物が口から閃光を吐いた。
その閃光はわむたんの左肩をかすめた。
わむたんの宮司服が破れ、鮮血が噴出した。

「う・・・」
一瞬ひざまずいたわむたんになおも閃光の嵐が降り注ぐ。

「まずい・・・ご先祖様の霊毛が編みこまれた宮司服が衝撃の緩衝になってくれてはいるものの、このままではやられてしまう。」

その時である。
わむたんの周りに黄金の光が現れた。
その光を良く見るとこれは霧ではないか。
「うん?」
「キャ~、キャ~、キャ~」
可愛い声が聞こえる。
母ドラゴンの方だ。

気を失っている母ドラゴンのお腹の下の黄金の卵だ。
その先端部分が割れて金色のチビドラゴンが頭を出しているではないか。
そして口から黄金の霧のブレスを吐いている。




(お願い:この作品はポプラ社小説大賞応募予定作品につき、作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦ください。☆一部名称等ニフティに帰属する部分は投稿時に変更することとする。☆この作品の著作権はわむたんに帰属します。)





アバター
2009/04/18 00:41
たぬきだ・・・w
アバター
2009/04/18 00:12
手抜きだ…w
アバター
2009/04/17 23:27
乞うご期待!
アバター
2009/04/17 23:06
不意を突かれ、思わぬ深手を負った霊験導師わむたん。
そして彼を取り巻くように湧き上がる聖獣の黄金の霧…。これは果たして!?
…以下次号!



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