Nicotto Town


連続冒険小説 霊験導師わむたん


ユキ、おまえを愛してる(第2話)

私をひいた車は何事も無かったようにスピードを出して走り去った。

「猫がひかれたよ!」

通りを歩いていたおばさんが叫んだ。

「あら、気持ち悪いから早く行きましょ。」

おばさんの連れが顔をしかめると肘を引っ張って足早に去っていった。

まだ意識はある。

雪がクッションになってくれたのか、死ななかったようだ。

でも体が強張って動く事が出来ない。

横になったままだ。

「パパ、ママ、ごめんなさい。」

パパとママが反対しても猫の妖精の国を飛び出して、この猫の体を借りて人間の世界を冒険したかったの・・・

猫の目から一筋の涙が流れた。

だんだん意識が遠のいていく・・・

このまま動けないまま雪の中で死んでしまうのか。

その時、遠のく意識の中で誰かが近づいてくる気配がした。

なにか暖かいものが私の体に触った。

手のひらの感触があり、そして腕の中に抱き上げられた。


(お願い:この作品は小説大賞応募予定作品につき、作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦ください。☆一部名称等は投稿時に変更することとする。☆この作品の著作権はわむたんに帰属します。)

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2012/01/23 20:57
かるめさん

ラストをだいたい考えてあるんだけど、きっと胸がキューンとするよ\(^o^)/
お楽しみにね(^_-)-☆
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2012/01/23 20:08
誰が助けてくれたんだろう・・
ワクワクp(´▽`)P



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