Nicotto Town


連続冒険小説 霊験導師わむたん


ユキ、おまえを愛してる(第4話)

先生が私の足の付け根をゴリゴリ揉んでいる。

「うーん、骨に異常は無いようね。」

レントゲンの写真を置くと、私の口を大きくあんぐり開けて覗き込んだ。

「何かにぶつかって、ショックを受けたみたいだけど大丈夫だわ。でもそのまま雪の中で倒れていたら凍死してしまったかも。運の良い猫ちゃんね。」

きゃ!先生が尻尾をゴリゴリ揉んでいる。

「この猫ちゃんはかぎしっぽだわ。昔から幸せを運んでくるとされているの。」

「そうね・・・栄養をつけさせないと。このNECOCHAN元気印ゴールド缶詰を食べさせてあげてね。」

「カルテを書きます。」

「あなた、お名前は?」

「僕は、千葉 広明(ちば ひろあき)といいます。」

「小説家を目指していて、今は旅行雑誌のコラムを書いて生活しています。」

「そうなんだ。じゃ将来は有名作家さんね。」

先生はニコリと微笑んだ。

「ところで、この猫ちゃんの名前は知らないわね?」

「うーん。僕もさっき出会ったばかりなので知らないのですが・・・そう・・・雪の中で出会って雪のように真っ白な猫なのでユキにしようかと。」

「ユキちゃんか。いい名前ね。」

ユキ?・・・私に名前が付いた♡


(お願い:この作品は小説大賞応募予定作品につき、作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦ください。☆一部名称等は投稿時に変更することとする。☆この作品の著作権はわむたんに帰属します。)

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2012/01/26 08:55
かるめさん

うんうん(●^o^●)
これから盛り上がっていくから、よろしくね(^O^)/
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2012/01/25 23:03
名前をつけてくれた人は特別な人だよね❤
ユキちゃんが酷い怪我でなくてよかった^^



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