✪岩石倶楽部 雪
- カテゴリ:30代以上
- 2012/03/14 23:55:54
架空線が灰色の雪を横切って、北の街にのびてゆく。
無限軌道に浮かぶ駐車場は、雪の階段ができている。
菱形につらなるパンタグラフから碧い火花がちり、
遠ざかる市街電車の音はいつまでも凍った敷石をふるわせた。
「ねぇ、雪玉をスパークさせる方法を教えようか」
「知ってるさ、炭酸水とドライセルを使うんだろう」
私たち二人は雪の降る駐車場で立ち話をしてる。
チョットした秘密の話は、いつもこの駐車場だ。
そして決まって、雑居ビルの地下室のバーに直行する。
「氷で冷やした薄荷酒に一晩冷しとくんだ、見事にスパイアするぜ」
「ああ・・楽しみだね」
私はポケットからおもむろに小さな雪玉を取り出した、
かすかにスペアミントの香りがする。
彼の手のひらに置いて、凍った雪玉は見事に蒼白くスパークした。
後に残るのは、雪綿のような小さな残像。
雪綿、風穴や洞窟に自生する。
手で剥がすこともできるが、ガラスナイフを使うと簡単に剥がれる。
かなり珍しい鉱物で、カルシウム・珪酸・水からなる。
フワフワした綿毛のような球状体が岩盤の透間に入っており、
手触りはウサギのようだと言う。
ピょ~~~~ん。
子供頃は河原に行ってキレイな石をよく拾ってたものでし。
その秘密の会話と秘密の実験みてみたいな^^
石好きがよびさまされるわぁ♪
ハィ。
イェッサー。
かまくらって・・寒くないのかな~~。
雪綿~ 別名・・オーケン石といいます。
何とも言えない手触り~~~。
書き忘れました~~雪綿はリアで実在するものでし、インドのボンベイなどに見られます。
かまくら、作ってみたいです。
雪綿
剥がせる鉱物=雲母を想像したけどそれより柔らかい。
もしかして生物なのではないかと妄想中。
撫でてるとなぜか眠くなる。
雪やコンコン~~~コン太郎。
それより雪合戦しよーよ!
雪が溶けて来えてしまう前に・・さ。
春が押し寄せて来てるぞぉ〜〜^^