Nicotto Town


連続冒険小説 霊験導師わむたん


コスモナイン(9人の賞金稼ぎ) 1

ピピピ・・・ピィピィピィ・・・

ロボットPは騒いでいる。

サイクロンジョーは、天井から下を眺めると、あきらめ顔で言った。

「ピー!なんとかしてくれ!」

「ピポッ!ドウニモナリマセン!」

「おいおい。」

今は金属質の床が天井に見える。サイクロンジョーはくらくらしてきた。

「どうだ!この重力コントロール装置の威力は凄いだろ!」

複眼を持ち頭の大きな宇宙人が、腰のベルトに付いている箱のようなものに手をやっている。どうやら重力を無くす装置らしい。

「このまま干物になっちまう。」

サイクロンジョーは、宇宙人の重力コントロール装置で無重力にされ天井に貼り付けられているのだ。

「おまえみたいな賞金稼ぎに捕まるようなおれさまじゃねぇ!」

「フライマン(蠅男)、前科54犯、賞金56万5000ゼニー。銀河宇宙同盟公認バウンティーハンターサイクロンジョーが逮捕する。」

「あはは・・・天井に貼り付いたままやってみろよ!!!笑わせるぜ。」

白鳥座星系惑星シトンの摩天楼ホテル873階の部屋に相棒ロボットPと共にフライマンを追い込んだまでは良かったが、今や立場は逆転したように見えた。

「ピー!レーザー光子銃だ!」

「ピピッポ・・・リョウカイシマシタ。」

ロボットPの頭両腕両足が引っ込んだ。そして頭の部分の引っ込んだ大きな穴が銃口になり大きなレーザー光子銃に変わった。ロボットPのレーザー光子銃は、逆さまのサイクロンジョーの所に飛んで行った。


(お願い:他にも公開していない小説をたくさん書いていまして順次パブーなどでペンネーム☆千葉広明☆名義で電子書籍化販売予定なので、くれぐれもコピーはしないで下さい。作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦下さい。模倣、一部の複写などが確認された場合、図らずしも法的対象になりますのでご注意下さい。☆この作品の著作権はわむたんに帰属します。)




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