コスモナイン(9人の賞金稼ぎ) 1
- カテゴリ:自作小説
- 2013/07/26 07:33:20
ピピピ・・・ピィピィピィ・・・
ロボットPは騒いでいる。
サイクロンジョーは、天井から下を眺めると、あきらめ顔で言った。
「ピー!なんとかしてくれ!」
「ピポッ!ドウニモナリマセン!」
「おいおい。」
今は金属質の床が天井に見える。サイクロンジョーはくらくらしてきた。
「どうだ!この重力コントロール装置の威力は凄いだろ!」
複眼を持ち頭の大きな宇宙人が、腰のベルトに付いている箱のようなものに手をやっている。どうやら重力を無くす装置らしい。
「このまま干物になっちまう。」
サイクロンジョーは、宇宙人の重力コントロール装置で無重力にされ天井に貼り付けられているのだ。
「おまえみたいな賞金稼ぎに捕まるようなおれさまじゃねぇ!」
「フライマン(蠅男)、前科54犯、賞金56万5000ゼニー。銀河宇宙同盟公認バウンティーハンターサイクロンジョーが逮捕する。」
「あはは・・・天井に貼り付いたままやってみろよ!!!笑わせるぜ。」
白鳥座星系惑星シトンの摩天楼ホテル873階の部屋に相棒ロボットPと共にフライマンを追い込んだまでは良かったが、今や立場は逆転したように見えた。
「ピー!レーザー光子銃だ!」
「ピピッポ・・・リョウカイシマシタ。」
ロボットPの頭両腕両足が引っ込んだ。そして頭の部分の引っ込んだ大きな穴が銃口になり大きなレーザー光子銃に変わった。ロボットPのレーザー光子銃は、逆さまのサイクロンジョーの所に飛んで行った。
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