Nicotto Town


連続冒険小説 霊験導師わむたん


コスモナイン(9人の賞金稼ぎ) 7

シトン星の道路は入り組んでいる。その長く続く道路の一か所から黒煙が上がっている。

ズドドドーーーン

轟音を立ててシトン星の自動車が爆発した!

「馬鹿野郎!どこを見て運転している!」

自動車の外に投げ出された運転手が叫んでいる。

「なんかなあ!蠅みたいなのが前を横切ったんだ!」

自動車何台もが玉突き衝突をしたらしい。積み木のように車が積み上げられていた。

下に降りてホテルの外に出て来たサイクロンジョー達は、人がたくさんいる混雑した道路に出た。

「ジョー。こっちよ。」

リルは、羽音をたどってシトン星人やいろいろな宇宙人たちが歩いている人波の間を走った。

リルの体はシュッシュッと消えてはまた現れる。ものすごい高速だ。点から線へ、そんな感じだ。

3区画ほど走ると、丸い屋根の大きな競技場のようなものが見えてきた。

「ジョー。あの中に入ったようだわ。」

「あそこは・・・タックルファイターの競技場だな。」

タックルファイター・・・それはたくさんの星系で行われている人気のゲームだ。地区ごとの代表チームを決め、最後の銀河宇宙同盟のチャンピオンを競うのだ。チャンピオンとなったチームにはみなの尊敬と栄誉と報酬が与えられる。

「中に入ろう。」

場内に入ると、たくさんの宇宙種族で満員だ。家族連れも多い。

スピーカーから場内アナウンスの声が流れてきた。

・・・みなさん!今日は、タックルファイターにお越し頂きありがとうございます!・・・さあ!白鳥座星域の代表チームを決める試合の始まりです!・・・

ピーーーーーーー

ホイッスルが鳴った。


(お願い:他にも公開していない小説をたくさん書いていまして順次パブーなどでペンネーム☆千葉広明☆名義で電子書籍化販売予定なので、くれぐれもコピーはしないで下さい。作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦下さい。模倣、一部の複写などが確認された場合、図らずしも法的対象になりますのでご注意下さい。☆この作品の著作権はわむたんに帰属します。)




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