きらら
- カテゴリ:30代以上
- 2015/03/28 20:14:48
日ごとに水は温んでいく、桜の便りが届けられた。
まだ行ったことのない、
大きな枝垂桜のある場所に行ってみたいと思い。
CPで検索するといろいろ出てきた、
本当はお弁当などをもって出かけたかったのだが今回はパス。
独りでは淋しいので草一を誘った、路線バスに乗り昼を過ぎた頃に着いた。
その桜は坂の上にあるという、一路、坂の上の桜を目指した。
まだ桜の姿は見えないが、ほのかに梅が薫る。
森の中から鳥たちの声が竹を割るよう響き、
あたりの澄明な大気を震わせた。
何処からともなく、花びらが漂ってくる。
バスを降りる端から坂路があり、しかも梅林の中を曲がりくねってゆく。
途中、連翹の茂みをくぐったり、梅の枝の下を通って登る。
いくつかの畝を曲がったとき、
唐突に白く靄のように立ち上がる桜が見えた。
その坂はまだまだ続いていた、
「結構な距離だね」私が言うと。
草一がこんな話があるんだよって話し始めた。
ある少年たちが坂の上の大きな枝垂桜を見ようと、
急ぎ足であるって行くのだけれど、
どうしても桜の樹にたどりつけなくて、
もどかしくいつまでも坂道を歩いていると、
途中に老婆がいてその話を聞いてこう言った。
「そりゃぁたどりついたら大変じゃ、夢から覚めなくなる」
少年が聞いた「どうして?」
老婆は笑いながらこう言った「だって、桜のあるところは浄土じゃからな」
そんな話をしながら私たちは桜の樹の下へ足を踏み込んだ。
KEIも一緒に行きたかった~~♪(人´∀`)
↑うえの大きな枝垂桜、なんか既視感あります。どこだったっけ@@?
桜は美しいので怪しさも感じますよね。だからこそ人は惹きつけられるのでしょう。
そんなお話聞いたら、またまた桜に妖気を感じます~*^^*
ちょっとドキドキの
お花見ね・・・
無事、帰って来れたのかなぁ〜
いいですね^^
遠い場所も旅にお供してくれる人がいると、楽しいですよね。
更に気の合う人だと楽しい時間の流れも速い。