Nicotto Town


✪マークは作り話でし


木馬

熱帯夜が続く、わたしの眠りも浅い。
・・・カフェを出ると小雨が降りだした。
濡れながら歩いてゆくと、
行く手に巨大な傘が開いている。
何事かと近づいてみれば「回転木馬」の屋根であった。
見ると、当の木馬は一台きり。
ただ一頭が延々と回り続けている。
小雨ごしに、それはひどく哀しげ見えた。
その横手に木馬の番人なのか、
恰幅のいい太鼓腹の老人が椅子を揺らしながら本を読んでいる。
本の頁が雨水を吸ってふくらんでいる。
「乗っていくかい ? 」と老人は本から顔を上げずに言う。
「なんなら音楽も鳴らそうか ? 」一瞬私は華やかな音楽を聴きながら、
たった一台きりの回転木馬に乗る自分を描いてみた。
やはりやめることにした、哀しくなったのだ。
空を見上げると小雨が顔を濡らして、
目から出る涙をごまかした。
変な夢は・・・いつものこと。


アバター
2015/08/09 07:18
その木馬に乗ったら 
何かが変わったのかな・・・
アバター
2015/08/08 23:48

木馬に 小さな二人なら乗れますか?

幼い頃に夢見た回転木馬

アバター
2015/08/08 23:17
夢は どうしてみるのだろう?

きっと こころと関係しているんだろう

きっとそう
アバター
2015/08/08 22:02
夢だったんですか~~
変わった夢、みるんですね^^



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