時の精タイムゼロ(3)
- カテゴリ:自作小説
- 2016/12/23 12:16:14
時夫と美代子はおじいさんとまた来る約束をして太古堂の扉を閉めた。
時夫は金の懐中時計を首に掛けてみた。
「時夫くん、それすごく似合うわよ。」
「これを見た時、懐かしい気がしたんだ。」
「へぇー。縁があるのかな。」
美代子は不思議そうに見つめている。
ギャギャギャーーー!!!
突然、車道で大きな音がした。
コンビニの配送トラックが歩道に乗り上げ標識にぶつかった。
運転手に怪我は無かったようで飛び降りて来て叫んでいる。
「蛇が・・・蛇が・・・。」
時夫と美代子が見ると、トラックの前の空間に穴が開いて蛇のような生き物が穴から顔を出していた。
空中に穴が開いてその周りがぐらぐらと揺らめいている。
「時夫くん!あれはなにかしら?」
美代子はビックリしている。
その時である。時夫の首に掛けていた懐中時計が光りだした。
「ご主人様。」
懐中時計から声が響く。
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