Nicotto Town


連続冒険小説 霊験導師わむたん


時の精タイムゼロ(7)

「こわいヘビさん、行ってしまいましたね♡」

クリスタルベティはニコニコしている。

「ベティありがとう。おばあちゃんの形見の指輪に精が住んでいたなんて驚いたわ。危ない時はベティ来てね。」

「かしこまりました。ベティ、まだ見習いですが勉強して来ますね。ではー。」

メイド姿のクリスタルベティは煙になって消えて行った。

「時夫さま。この次元に交差する次元には、たくさんの世界があって、結節点によりこの世界につながっています。ムゲンさまに戦いを挑んだエンド大帝の策略によって、この地球の次元に異世界の生物が入り込もうとしています。中には非常に危険な生物もおり、その生物によって地球の未来が破壊へと導かれるパラレルワールドも存在します。生き物が絶滅した未来の地球もあるということです。今回、スペーススネークを時夫さまと美代子さまが封じたので未来は救われました。でも、時夫さまが0の懐中時計を手にしなかった未来の地球では人類が絶滅しています。パラレルワールドを理解して頂く為に、その未来へお連れしたいと思います。」

「時の鳥タイムバード召喚!」

タイムゼロが叫ぶと、7色の羽を持つ大きな鳥が現れた。

「ご主人様。タイムバードに時の木の実をあげて下さい。」

「エルモアラゴード!」

時夫の手の中に袋に入った時の木の実が現れた。

クルックルーーー!

タイムバードは、時夫に時の木の実をもらうと嬉しそうに声を上げた。

「さあ、未来の時間旅行に出発です。時夫さま、美代子さま、タイムバードにお乗り下さい。」

「開け!時の回廊!タイムトリップ!」

時夫の首に掛けている0の懐中時計の針が右曲りにぐるぐるとすごいスピードで回り始めた。



(お願い:他にも公開していない小説をたくさん書いていまして順次パブーなどでペンネーム☆千葉広明☆名義で電子書籍化販売予定なので、くれぐれもコピーはしないで下さい。作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦下さい。模倣、一部の複写などが確認された場合、図らずしも法的対象になりますのでご注意下さい。☆この作品の著作権は千葉広明プロダクションに帰属します。)




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