童話 原始の森の物語 星の馬編(11)
- カテゴリ:自作小説
- 2017/04/11 12:55:34
ざわざわざわ・・・
見渡す限りの緑の草原が広がっていました。
ここは、風の大平原と呼ばれています。
草原の草が風になびいて光の波を投げかけます。
その草原に大きな岩がありました。
その岩の後ろにひとりのの少年が隠れるように身をかがめていました。
少年が見つめる先には一匹の馬がいました。
その馬は七色ののたてがみをもつ馬です。伝説では空から降りて来ると言われています。
星の馬は草を食べていました。
岩に隠れる少年の反対側から、武器を持った集団が近づいていました。
それぞれ手に弓や槍や斧を持っています。
星の馬のたてがみは食べると病気に効くと言われています。
その集団は地面をはうようにじりじりと星の馬に近づいていきます。
「逃げろー!!!」
岩の後ろに隠れていた少年が大声をあげました。
「ヒーーーーーン。」
星の馬は驚いて逃げ出しました。
「こっち、こっち、来るんだ。」
少年は金の馬を手招きするといちもくさんに走りだしました。
不思議なことに金の馬は少年のあとについてきます。
「おいっ!まてーーー!」
集団も星の馬と少年を追いかけてきます。
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