Nicotto Town


連続冒険小説 霊験導師わむたん


巨神ガンマーワン(5)

夕暮れの薄明りの天空に小さな光が煌めいた。

その光は天空から落ちて来た。

猛と真鈴の前に空から落ちて来た光が宙に浮いている。そして、回転し出すと、そこから声が聞こえて来た。

ークルッポ!タケル!巨神ガンマーワンを呼ぶっぽ!ー

猛は驚いて一瞬躊躇したが、これらの事を既に知っている気がした。

猛は天に向かって人差し指を立てて腕を伸ばし、天を指し叫んだ。

「巨神!ガンマーワン!!!」

その光は、小さな金属に変わった。光の宇宙人種族が地球に持ってきた金属である。

グワーーー

その小さな金属が振動すると、徐々に大きくなって行きだんだん何かの形になって来た。足が出て、手が出て、頭が出て来た。

シューーー

「グワオーーーン!!!」

巨神ガンマーワンが叫んだ。

光の宇宙人種族が闇の地球人種族に追われて、地球に逃げて来た時に持って来たのが意志を持つ金属である。この金属は、光の宇宙人種族の遺伝子を持つ者の思念波にしか反応しないのである。猛は、光の宇宙人種族の遺伝子を持っており、超能力も持っている。

突然、猛と真鈴の前に黒服の男が高速で現れた。追跡して来たのだ。

「ワレハサイバーキラー493号ダ。オマエヲマッサツスル!メガインセクト101号コウゲキセヨ!」



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