Nicotto Town


連続冒険小説 霊験導師わむたん


巨神ガンマーワン(6)

夕焼けのオレンジ色の太陽の光を背に浴びながら巨神ガンマーワンはそびえ立っていた。
行け!正義のロボット・巨神ガンマーワン!

「グワオーーーン!!!」

巨神ガンマーワンは雄叫びを上げると、メガインセクト101号に向かって行った。

メガインセクト101号の足下には、家族連れのお父さんが下敷きになっている。

巨神ガンマーワンはたくさん足の出ているメガインセクト101号に手をかけ持ち上げると遠くへ投げ付けた。

ドガーーーン!!!

メガインセクト101号は、向かいの東横証券のビルに叩き付けられた。

メガインセクト101号はひっくり返って足をバタバタさせている。昆虫がひっくり返った時のようだ。

「パパーーー!」

女の子が駆け寄った。足に踏まれた父親はまだ生きているようだった。

「早く救急車を!!!」

母親がおろおろしている。周りの人々も腰を抜かしていた。

足をバタバタさせていたメガインセクト101号の足が胴体の中に引っ込んだ。

丸い胴体の足の引っ込んだ所に穴がたくさん開いている。そこが光ったかと思うとジェット噴射の炎が出て来て、空中に飛び上がると巨神ガンマーワンめがけて飛んで来た。

ズドドドーーーン!

メガインセクト101号が巨神ガンマーワンに体当たりした。

巨神ガンマーワンはその衝撃で後ろに飛ばされ、横倒しに転がった。



(お願い:他にも公開していない小説をたくさん書いていまして順次パブーなどでペンネーム☆千葉広明☆名義で電子書籍化販売予定なので、くれぐれもコピーはしないで下さい。作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦下さい。模倣、一部の複写などが確認された場合、図らずしも法的対象になりますのでご注意下さい。☆この作品の著作権は千葉広明プロダクションに帰属します。)




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