巨神ガンマーワン(13)
- カテゴリ:自作小説
- 2018/02/09 11:11:32
その2体目の物体は卵型で、下部の方が太くなっている。
よく見ると、卵型の上部に筋が出て来た。
その部分が、上方へパカツと傘のように開いた。
ババババババババーーーーーーーーン!
傘の部分が回転し出すと、そこから地上掃射砲が発射された。
シーコムの会場に銃弾が雨のように降り注いだ。
真鈴とケン坊の周りに居た家族連れが倒れ込んだ。
「ぎゃーーー!!!」
たくさんの人が銃弾に撃たれ悲鳴を上げた。
ー真鈴ちゃん、それはMM団のキラーエッグよ!早く逃げて!早く・・・ー
海獣イプシロンツーの声が響いた。
しかし、海獣イプシロンツーは弱っているようだ。
真鈴はケン坊の手を引くと、シーコム水族館の建物の陰に隠れた。
キラーエッグは卵の下部からキャタピラを出した。
そして、地上掃射砲を発射しながら真鈴とケン坊に近づいて来る。
ババババババババーーーーーーーーン!
シーコム水族館に蜂の巣のような穴が開いた。
このままでは2人は地上掃射砲の餌食になってしまう。
「おねえちゃん!!!」
ケン坊が真鈴にしがみついた。
キラツ
その時ケン坊は空が光ったように見えた。
見ると空中に光がある。
ーケン坊、僕は地獣デルタスリー、僕は君の友達、勇気を出すんだ!-
3体目の意志を持った宇宙金属が現れた。
なんと!ケン坊が3人目の光の宇宙種族の遺伝子を持つ者だったのである!
(お願い:他にも公開していない小説をたくさん書いていまして順次パブーなどでペンネーム☆千葉広明☆名義で電子書籍化販売予定なので、くれぐれもコピーはしないで下さい。作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦下さい。模倣、一部の複写などが確認された場合、図らずしも法的対象になりますのでご注意下さい。☆この作品の著作権は千葉広明プロダクションに帰属します。)