✪ 女王の回転木馬
- カテゴリ:30代以上
- 2018/04/26 19:47:31
回転木馬には色々な思い出がある。
このブログにも何度か登場しているが、
再び登場なり。
とある国の女王は、無類の回転木馬好きで有名だった。
自分の国にもどうしても欲しくて、
他の国からの客人をもてなすという口実で作ることにした。
その出来は実に華やかで活き活きとして街は栄え、
女王の愛してやまぬ回転木馬は客人を喜ばした。
さらに格好の呼び物に仕立てるために、
永遠芝居を回転木馬で見せたのだ。
客人たちは街の至る所で途切れることなく楽しんだ。
雨の日には大きな傘の下で、
回る不思議な木馬に乗って歓声をあげた。
何年もの間、女王の台本通りにことは進んだ。
しかし女王が亡くなり客人も姿を消してしまうと街は次第に、
言葉を失い沈黙に身を隠して生きるようになってしまった。
急速に廃れ行く街には今や不釣り合いとなった、
派手な彩色の回転木馬だけが取り残された。
失われた街には今でも雨の日に、
ただ一台きりの古い回転木馬を目当てに客人が訪れる。
回る 回る 僕らをのせながら…
先日のわたしのブログ登場のガロのアルバム内で好きだった曲、
なのに、出だしのフレーズしか思い出せない、もどかしさ。
この曲も含め、回転木馬って実在のではない、記憶の世界
だけのものみたい。
違う意味で・・・昔を思い出すの。
何度も 同じことコメントしてるかもですが
母と行った自由が丘のレストラン。
もう、2度と行くことのない場所です。
って!!!
この物語の続きは・・・・!!