今日はかなり寒くて、就寝用にと毛布を出す。
その奥に新聞紙に包まれた機械らしきものを発見、
かなり前に骨董屋で買った幻燈機である。
掃除した時にどこかにしまってしまって忘れてた、ここにあったのだ。
今は羽毛布団にしているのでほとんど毛布は使わないのだ、
だから押し入れなどはほとんど開けない。
マジッ...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
今日はかなり寒くて、就寝用にと毛布を出す。
その奥に新聞紙に包まれた機械らしきものを発見、
かなり前に骨董屋で買った幻燈機である。
掃除した時にどこかにしまってしまって忘れてた、ここにあったのだ。
今は羽毛布団にしているのでほとんど毛布は使わないのだ、
だから押し入れなどはほとんど開けない。
マジッ...
悪友たちと酒を飲むたびに、
幼いころの思い出話が必ずひとつは出る。
夏の夜祭でラムネを飲んだ話が出た。
チョット薄暗い昔風のショットバー、
カウンター席だけのこじんまりとしたお店。
色気はまったくない。
しかし、ここのマスターは知る人ぞ知る映画通なのだ。
そして何かにつけて、
「あ、そのシーン、〇〇...
映画を観ていると、
ふとした場面が奇妙に印象に残ることがある。
例えば「大人は判ってくれない」。
主人公の少年アントワーヌが学校をエスケープして、
友人の家に遊びに行く。
その友人ルネの部屋は柄と模様の大洪水で、
窓辺や寝台に使ってある布がサテンやタフタの美しい布地ばかりだった。
ジャガード織りは機...
ひどく冷静に、
のこりの作業をやり終えた。
ここから出ていく、
最後の作業。
終わったすべてが、
思い出の束が、
もう重みもなく、
床にかさなる。
椅子に座って、
靴ひもを堅く結ぶ。
ため息とともに、
立ち上がり、
ドアをひろくあける。
石を見ると思いだす、懐かしい場所がある。
蛋白石・オパールと読めばどんな石か察しがつくでしょう。
東京も広く、昔は田舎みたいな場所がいくらかありました。
凌霄花の咲く庭を持つ悪友の家はスカラ座通りにある、
街で由一ひとつだけあった映画館の名前がついていた。
スカラ座は通りのはずれにあり、
蛋白石の丸...