昨日の話の続きになる「バカラ」の作品展覧会が、
とある場所で開かれている。
当然、私は足を運ぶ。
そう、あの世界中の王室の御用達フランスのクリスタルメーカーだ。
十八世紀にルイ十五世が認めたという由緒ある会社で、
もともと高級品を作るためだけに作られたようなとこだと聞いたことがある。
しかし、一流品...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
昨日の話の続きになる「バカラ」の作品展覧会が、
とある場所で開かれている。
当然、私は足を運ぶ。
そう、あの世界中の王室の御用達フランスのクリスタルメーカーだ。
十八世紀にルイ十五世が認めたという由緒ある会社で、
もともと高級品を作るためだけに作られたようなとこだと聞いたことがある。
しかし、一流品...
私の家には7セツトのワイングラスがある、
つまり計14個のグラスがあるわけだ。
買ったものや、もらったもの。
ワインを飲むようになってから、徐々に増えていった。
食器などは趣味でバラバラにそろえてある、それも二つぐらい。
なぜ二つかというと、割れてしまったら悲しいからで。
ペアという意味ではない。
...
難しいけれど、
本気でやろうと思えば、
簡単なこと。
簡単な事かも知れないけれど、
本気でやろうと思えば、
難しいこと。
外を歩く、
すると色々な形が落ちている。
道ばたに、
目をつける。
けれど、
目が形を捉えるのではなく、
目は色を認識するだけ。
形を認識するのは、
別のところだ。
時間が時間をこまかくきざむ、
時間というきゅうり。
時計を見る人の、
目という包丁。
夏になると無性にきゅうりが食べたくなる、
冷やしたきゅうりを味噌でいただきながら考える。
時間には12時や3時や5時のように、
約束に多用される時間はきざまれかたも細かい。
人々の時間に向かう気持ちの密度も高まり、...