ガラスのため息 折りたたんでビンにつめた
願いの詰まったガラス 恋人は遠い空の下
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
秋の真夜中は
それぞれの約束を
確かめ合えて
いるのに
ポケットの中で
忘れられた
キャラメルが
溶けないうちに
食べてと
騒いでる
悪友が、地元の湧水を持ってきてくれた。
飲んでみると、ほのかに甘いような・・そんな感じがした。
そういえば、父の田舎にもそんな場所があった。
羊歯類が妙に白い葉裏を音もなく翻して辺りは、シンとなる。
流水をたどると、瓢箪の形をした小さな池へ注いでいた。
くびれた処に、朱塗りの橋がかかっていた。
子供...
秋の夜空に爪のような月が出ている。
白い壁は黄色いスポットライトに照らされている、
緞帳は閉じたままだ。
こじんまりとした小劇場、
今宵の演目は何かとプログラムに目をやる。
中綴じの薄っぺらなプログラムを、
読むでもなくめくりながら開演時刻を待っ。
劇場の椅子に腰かけて幕の上がる前の、
快い緊張と腰...