電気を消したまま窓を開けると、
流れ星がひとつ私に声をかけてきました。
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
女の子は恋をしました。
好きな相手に手紙を書きました。
「私に好きな人がいるなんて、
友達みんなが知ったらどう思うかな。
はずかしい。」
女の子の恋は誰にも秘密です。
「あの人この手紙のこと、
誰かに言うかな、見せるかな、そしたらどうしょう。」
何度もため息が出ます。
だって、好きなんだもん。
でも...
かたいかたいつぼみが夢をみてる、
自分はどんなふうに咲こうかと。
自分はどんなふうに散ろうかと。
光りのようにくるくる咲いて、
音楽みたいに散っていこう。
まってまって、
ひっそり小鳥のあくびのように咲いて散って。
誰かの肩の上につかまったら、
遠くに見えるあの電車に乗れるかもしれない。
雨の中で咲...
ポケットの中には買い物の時のレシート、
無造作に詰め込まれている。
一枚一枚開いて見てみる、
ランチのレシートに日用品のレシート。
以前は几帳面につけていたのだけど、
最近はごぶさたである。
買い物は好きでよく色々な物を買う、
それらもだんだんと蓄積していく。
使う予定で買っているのだけど、
よく考...