男の料理というのは太っ腹な食材の買いっぷり、
豪快なフライパン捌きそして気持ちのいい食べっぷりにあると言う。
今や草食系男子なんて言葉があるし、男も器用に料理を作る人もいる。
となれば道具選びにも、こだわりがあって当然でし。
ほとんど今まで外食であまり作らなかったけど、気が向くと作っている。
一人者...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
男の料理というのは太っ腹な食材の買いっぷり、
豪快なフライパン捌きそして気持ちのいい食べっぷりにあると言う。
今や草食系男子なんて言葉があるし、男も器用に料理を作る人もいる。
となれば道具選びにも、こだわりがあって当然でし。
ほとんど今まで外食であまり作らなかったけど、気が向くと作っている。
一人者...
あやふやだった頃
もてあまして捨ててきたものたち
諦観の中を泳ぐ
霧氷の中で凍える
この窓からじゃ月は見えない
遠くで金星が私を笑う
この腕も足も縛られていたなら
届かない星に焦がれることもないのだろうか
単純な哀しみほど強く輝く
生ぬるい体温は置き去りにされて
私に似合うのは結局
夜でもなく朝でも...
雨のため仕事が早く終わったが、ランチは少し遅くなってしまった。
夕飯の買い出しも行かなくてはなるまいに、
でも腹が減っては買い物どころではないので胃袋を満たす事にする。
帰り道いつものきっちゃ店に2時近くに着いた、当然店も空いている。
「ランチ・・まだある?」
「あるょ」
テーブルには奇妙なローソク...
大通りに面した窓の外に、
ちらり・ほらり・ほんの少し雪が降っている。
ほとんどは雨だけど、底冷えのする寒さだ。
喫茶店の隅に置いてあるストーブの上で、
焼けたリンゴがジジジッと鳴っている。
マスターと話に夢中ですっかれ忘れていた、
ストーブの脇に置いてある火箸でリンゴをつまむ。
かなりいい焼け具合だ...