雑貨屋を出ると小雨が降りだしていた濡れながら歩いて行くと行く手に巨大な傘が開いている何事かと近づいてみると移動回転木馬の屋根だった木馬は三台の小さなものでその割に屋根は大きくて雨宿りにこれ幸いと眺めて行くことにした誰も乗っていないのに木馬は回り続けてそれはひどく哀しげに見えるその横手に木馬の番人なの...
✪マークはメルヘン・ファンタジー・人間模様の小話でし
雑貨屋を出ると小雨が降りだしていた濡れながら歩いて行くと行く手に巨大な傘が開いている何事かと近づいてみると移動回転木馬の屋根だった木馬は三台の小さなものでその割に屋根は大きくて雨宿りにこれ幸いと眺めて行くことにした誰も乗っていないのに木馬は回り続けてそれはひどく哀しげに見えるその横手に木馬の番人なの...
買い物好きな私がよく行く雑貨屋裏通りの寂れた路地の角にあり二間半ほどの大きさで今でもそこにあるお気に入りの店だ店内は今で言うビレッジバンガードのようなものだけど置いてある商品はチト違うジョーク満載の雑貨ばかりで見ている人を楽しませてくれる物ばかりだこんな店はここぐらいだろう物は店主のオリジナルだから...
きわめて強い催眠効果を隠し持つ通称「眠り酒」あるいは「悪魔の酒」と呼ばれる酒を久々に手に入れたその効果は絶大にして快楽的であり微量にて気を失うほどの眠りに引き込まれる大量に飲めば数週間はただひたすらに眠り続けほとんど魂を抜き取られたかのごとき状態となるまさに悪魔の酒ださて深い深い眠りにつくとしますか