フェイトブレイカー! 第一章1
- カテゴリ: 自作小説
- 2011/10/01 12:16:32
爽やかな秋風が辺りを吹き通った。
“賢者の国”とも呼ばれるイルミナへと向かう隊商の者達にとって、
その風は、歩き通しの一行にとって一服の清涼剤でもあった。
そんな中、最後尾を歩く一人の少年が問うた。
「誰か教えてくれ。あとどれぐらいでイルミナに着く?」
「…そう...
ニコッとタウンにあるキラキラを何処で手に入れたかの(ほぼ毎日)報告。あと、ニコッと関連の話をいくつか。
爽やかな秋風が辺りを吹き通った。
“賢者の国”とも呼ばれるイルミナへと向かう隊商の者達にとって、
その風は、歩き通しの一行にとって一服の清涼剤でもあった。
そんな中、最後尾を歩く一人の少年が問うた。
「誰か教えてくれ。あとどれぐらいでイルミナに着く?」
「…そう...
-そして。陽暦1205年9月20日その夜、アロウは塔の屋上に出て、満月の夜空を見上げていた。
月やその周りで輝く星々。
“吸血衝動”が湧き上がる危険はあるものの、
アロウはその光景が大好きなのだ。
幸い、今日はそれは湧き上がる気配はない。
「-綺麗だな。夜空の星々も、満月も」...
『7歳の満月の夜の惨状』
フェムトはその出来事をこう名付け、明くる日にアロウに尋ねてみた。
アロウは「覚えてない」と真顔で答え、師匠から事情を聞かされると
「ごめんなさい」と涙を流した。
その日からフェムトは、日々彼の成長ぶりを書き綴るようになった。
(後にこれは『フェムト・レポート』として、賢者の...
「…それから先は覚えてません。ただ、逃げるのに必死で…」
「そしてここに辿り着いた訳じゃな」
フェムトの言葉にリトルスノーは頷いた。
そして、目を伏せ俯いたまま、彼女は言葉を続ける。
「私がもう人間じゃない事はわかってます。
そしてもう元には戻れない事も。
でも&he...
「師匠!」
最上階へ続く螺旋階段の先にある、師匠の部屋へ少年は飛び込んだ。
そこには本棚や机、寝具等の調度品が並ぶごく普通の部屋で、
老人はその中央でうつ伏せで倒れている。
駆け寄ってみると、背中から穴が穿たれていて血が流れている。
「うっ…くっ…」
その血をなめたい衝動...