フェイトブレイカー!序章4
- カテゴリ: 自作小説
- 2011/09/27 12:52:37
『7歳の満月の夜の惨状』
フェムトはその出来事をこう名付け、明くる日にアロウに尋ねてみた。
アロウは「覚えてない」と真顔で答え、師匠から事情を聞かされると
「ごめんなさい」と涙を流した。
その日からフェムトは、日々彼の成長ぶりを書き綴るようになった。
(後にこれは『フェムト・レポート』として、賢者の...
ニコッとタウンにあるキラキラを何処で手に入れたかの(ほぼ毎日)報告。あと、ニコッと関連の話をいくつか。
『7歳の満月の夜の惨状』
フェムトはその出来事をこう名付け、明くる日にアロウに尋ねてみた。
アロウは「覚えてない」と真顔で答え、師匠から事情を聞かされると
「ごめんなさい」と涙を流した。
その日からフェムトは、日々彼の成長ぶりを書き綴るようになった。
(後にこれは『フェムト・レポート』として、賢者の...
「…それから先は覚えてません。ただ、逃げるのに必死で…」
「そしてここに辿り着いた訳じゃな」
フェムトの言葉にリトルスノーは頷いた。
そして、目を伏せ俯いたまま、彼女は言葉を続ける。
「私がもう人間じゃない事はわかってます。
そしてもう元には戻れない事も。
でも&he...
「師匠!」
最上階へ続く螺旋階段の先にある、師匠の部屋へ少年は飛び込んだ。
そこには本棚や机、寝具等の調度品が並ぶごく普通の部屋で、
老人はその中央でうつ伏せで倒れている。
駆け寄ってみると、背中から穴が穿たれていて血が流れている。
「うっ…くっ…」
その血をなめたい衝動...
此れは今ではなく、ここではない世界の物語。
煌々と満月が夜空に輝くある夜。
古びた塔の前で激しい戦いが繰り広げられていた。「…爆ぜよ!」
灰色のローブに身を包み、銀でできた杖を携えた老人が叫ぶと共に、
入り口前の空地の一部が轟音を立てて爆発し、
無数の骸骨兵を文字通り粉砕させた。その老...
そろそろ七夕ですね。
私の願いは只一つ。
仕事ください!
(但し、長く続けられそうな会社に限る)
…もっとも、まだうつに悩まされてるようじゃ、
再就職できても、長くは続かないだろうなぁ…(溜息)。