日本百名山 ~BSプレミアム~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2020/12/29 00:36:58
こんばんは!29日(火)は北日本で雲が多く日本海側を中心に
雪や雨の降る所があるでしょう。西日本は次第に天気が崩れ、
夜は雨の降る所がある見込みです。南西諸島も曇りや雨となるでしょう。
その他の地域は概ね晴れる見込みです。
訪れるのは常念岳。
北アルプスが誇る大展望の稜線を巡(たど)り山の紅葉を満喫します。
秋の常念に分け入る
槍・穂高を一望
写真家も魅了
神秘!白い虹
麗(うるわ)しきフォトジェニックな山
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常念岳
長野県の安曇野から仰ぎ見る秋の常念岳(2857m)。
三角形の頂が天に向かって聳え立ちます。
JR松本駅から車で1時間。
〇三股(みつまた)
三股の登山口で案内してくれる方と待ち合わせ。
おはようございます。
案内してくれる方「おはようございま~す」
渡辺さんですか?
案内してくれる方「はい、山岳カメラマンの渡辺です」
〇山岳カメラマン 渡辺幸雄(わたなべゆきお)さん
「よろしくお願いします」
光や雲が創り出す山の一瞬を捉えた作品で知られる
山岳カメラマンの渡辺幸雄さん。
(例)「滝雲と焼岳」 撮影:渡辺幸雄
「厳冬の常念岳」
30年以上四季折々の北アルプスを撮り続けています。
「今回の見どころはまずは日本を代表するような形の風景の
槍・穂高連峰の大パノラマ。
更には、あの、この時期ならではの紅葉がもう稜線に
素晴らしく綺麗な紅葉がありますのでそれをご案内したいと思います」
常念岳を目指す2泊3日の山旅。
三股の登山口(1350m)を出発し、急な階段を幾つも登り、
紅葉の登山道を進む。
蝶ヶ岳(ちょうがたけ)(2677m)で槍・穂高連峰の
大パノラマを望み、テント泊。
2日目
稜線を縦走し、白い虹や紅葉を楽しみ常念岳へ。
この日もテントへ泊り、翌朝再び山頂へ。
ご来光と大展望を望みます。
帰りは一の沢へ下る中級者向けのコースです。
「行きましょうか?」
よろしくお願いします。
朝8時出発。
*撮影:9月下旬
渡辺さんのザック、大きいなぁ。
中には撮影機材やテントなどが入っているそうだ。
まずはカツラなど落葉樹の森を登って行く。
あっ、階段だ。
「この先もこんな感じで急な階段が続いて行きます。
え~、息が切れそうなのでここでマスクの方を外したいと思います」
はい。
「こんな感じの道がずうっと稜線まで続いて行きますから、
ちょっと覚悟してください」
こんな急な階段が常念岳山頂の近くまで続いてるんだぁ。
「息が切れるような坂道でこんな感じですね」
渡辺さんが数えたらこんな階段が140箇所以上もあるそうだ。
「登りできつい時はちょっと呼吸をね吸うことよりも
吐くことに集中して、ふ~~~~~。
吐き切れば自然に空気が肺の中に入ってくるので
古い空気が肺にあると新しい空気が入ってこないので
そんな感じで呼吸の方を整えながら来てください」
ふ~っと息を吐き続け、全て吐き出してそれから吸う。
出発して3時間半、階段のお陰でかなり高度を稼いだ。
「何か森全体の色が変わってきた気がしませんか?」
本当ですね。
「もうこの辺から紅葉の方、始まってきてますねぇ」
標高2000mを超えると辺りが色づいてきた。
「もうこの辺の紅葉も綺麗ですねぇ」
〇ダケカンバ(黄色い歯)
「いいですねぇ、ダケカンバの木があり、
カエデの方もオレンジ色に色付いてるのが出てきましたねぇ」
〇ミネカエデ
「1枚挨拶に撮りましょう」
パチパチ♪パチパチ♪
渡辺さんの写真、とても幻想的だぁ。
「特にこうやって、あの、バックが黒い森があって
手前の方に紅葉してる木があると結構映えるんですよね、紅葉なんか」
確かに紅葉が引き立ってる。
歩き続けること4時間、日も射してきた。
「う~、ここで森林限界を超えます。
やぁ~、展望も開けてきましたね~。
青い空とね、草紅葉があって、ナナカマドの赤、ダケカンバの黄色、
そしてハイマツのグリーン、気持ちがいいですね~」
「やぁ~、雲の上に常念岳の頭が出してま~す」
目指す常念岳が見えた。大きいなぁ。
蝶ヶ岳の山頂へ。
登山口から1300も登ってきた。
〇蝶ヶ岳(2677m)
「はい蝶ヶ岳山頂に到着です。
後ろを振り向いてください。ご覧ください。
槍・穂高連峰の大パノラマが広がってます」
紅葉の稜線の向こうに聳える蝶ヶ岳。
その山頂からは日本屈指の大展望が広がる。
すぐ目の前に穂高連峰に囲まれた涸沢(からさわ)カール、
北西には槍の穂先が天を突いて聳える。
*槍ヶ岳(3180m)
北には雲をまとう常念岳。明日、あの頂を目指す。
360度に広がる大パノラマ、まるで天空の展望台だ。
今日は蝶ヶ岳の山頂近くにテントを張って泊まる。
今回はこのあたりで終了と致します。
次回は渡辺さんにスマホでも撮れる山写真のやり方を教えていただきます。
そこからご紹介を致します。
どうもお疲れ様です。
実際に映像で視られるとですが、レインボーではない虹でした。
後半にある人物が登場します。常念岳を大変愛した方です。