日本百名山 ~BSプレミアム~ ③
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/01/20 00:02:47
こんばんは!20日(水)は北日本日本海側を中心に雲が広がりやすく、
雪の降る所がある見込みです。その他の地域は概ね晴れるでしょう。
美しい湿原に鮮やかに咲く花
秋深まる山麓で森の恵みに出会う
錦に彩られた山肌に心躍らせ
絶景が広がる頂を目指す
~~ 久住山 ~~
*この番組は2017年2月20日に放送したものです
*撮影:2016年10月中旬
〇登山ガイド 藤田佳代さん
九重の自然の素晴らしさを伝えたいとガイドになった藤田さんです。
前回は登山口から1時間40分の所でやっと大船山が見えてきたところまで
ご紹介をでした。今回は大船山が見えてきた所から始まります。
〇坊ガツル湿原
「下に見えてるのが坊ガツル湿原ですねぇ。
一旦あそこまで下って一気にあの山頂を目指します」
〇大船山
まだ先は長いな~、頑張るぞ。
30分程下ってきました。
「あっ、出てきましたね~」
はい。
「下りて来ましたよ、ここまで」
ススキが綺麗ですね~。
「ちょうど黄金色で綺麗ですね~」
標高1230m、ススキの穂が風に揺れる坊ガツル湿原。
〇坊ガツル湿原
周囲4km、九州の山でこれほど大きな湿原は他に無いんだそうです。
大船山の登り口に向かって湿原を進んで行きます。
15分程歩くと
「ここが大船山の登山口になります。
はい、ここから、あははは。
いよいよ登って行きますので入りましょう。ウフフ、ウッフッフ」
ここから登頂するには標高500m程稼がないといけないんだそうです。
登り口から岩がゴロゴロした急登が始まります。
岩に付いた苔で足を滑らないように慎重に登って行きます。
急登が続きますね~。
「そうですよ、ははは。
大船山はですね、もう最初から最後までずっと上りです。
きついですけど、あっ、あんな岩が、あははは、出てきましたけど」
わぁ~、大きな岩がある~。
「よく見るとこういう風に足を置く場所がありますので
こういう所に丁寧に足を置いていって手も使いながら
慎重に登って行くと大丈夫です。じゃ、慎重に上がってきてください」
はい。
足の置き場をしっかり見つけて、よいしょっと。
「はい、そうですねぇ」
手も使いながら一歩一歩慎重に。
「はい、良く出来ました、あはは」
登れた~。
「あはは、はい、行きましょ~。
こういう所が何箇所かありますので同じように上がって行って下さ~い」
はい。
大船山を登り始めて1時間半、木々の高さが低くなり、
視界が開けてきた。
「は~い、段原(だんばる)という所に出ました」
〇段原(1680m)
分岐点の段原まで登ってきました。
「こちら見てください」
わぁ~、凄いいい眺め~。
「綺麗ですねぇ、あそこ」
〇坊ガツル湿原
「坊ガツル湿原なんですけど」
さっきまで居た湿原がもうこんな下の方に見える。
随分登ってきたな~。
「山頂はあちらになりますよ~」
あれが山頂かぁ~?山肌が紅葉をしてる。
ここからあの山頂まで後30分。
〇大船山
もうひと踏ん張りだ。
稜線に出て風が出てきたのでジャケットを羽織って登って行きます。
「岩場に生えてるあの低木が紅葉しているのが
凄く趣(おもむき)があっていいですねぇ」
まるで錦の絨毯が敷き詰められているよう、
自然が織りなす色彩の美しさにはいつも驚かされるなぁ。
坊ガツル湿原から登り始めて2時間、山頂が近づいてきた。
「はい、到着しました。大船山です。お疲れ様でした~」
着いた~。
〇大船山(1786m)
*正確には1786、2mです
標高1786mの大船山の頂上です。
「あ~、雄大な九重連山が見えてますねぇ~。
あちらに見えてるのが明日登る久住山ですねぇ」
連なる九重の山々の真ん中に久住山の山頂が少しだけ姿を見せてくれました。
〇久住山
山の反対側へと進みます。
藤田さんが見せたかったという紅葉の名所が山頂直下にありました。
〇御池(おいけ)
まるで日本庭園のような静かな佇(たたず)まいを魅せる火口湖の御池。
真っ赤に染まっているのはドウダンツツジやカエデ。
まるで鏡のようになった水面(みなも)に映ってる。
風の無い穏やかな日だけに見ることが出来る特別な景色なんですって。
この日はここから1時間程下った山小屋で宿泊しました。
2日目
〇法華院温泉山荘(1303m)
天気は快晴、昨夜泊まった山小屋から出発です。
おはようございま~す。
「あっ、おはようございま~す」
いい天気ですね~。
「そうですねぇ、なんかもう秋晴れって感じで、
きっと山頂からいい景色が見れると思いますよ」
期待してます。
「はい、じゃ、準備終わりましたので早速出発しましょう」
はい。
山小屋で最新の火山情報をチェックして出発です。
今日は主峰久住山を目指します。
登山道に入ると相変わらずの急登山。
起き立ての体を労(いた)わる様にゆっくり黙々と登って行きます。
20分程上ると景色が一転、荒涼としてきた。
「あ~、なんか火山らしい景観が見えてきました」
昨日まで見ていた景色とは全く違う。
岩場を登り切ると
「ここはですね北千里ヶ浜っていう場所になります」
この独特な景観は九重連山の繰り返された噴火によって創られたんだそうです。
〇北千里ヶ浜
ここは窪地で霧が溜まりやすく、道に迷うことが多いんですって。
今回はこのあたりで終了致します。
次回は道迷いなどをしない為の地図の使い方をご紹介を致します。
そして、最終目的にの久住山山頂を目指します。
どうもお疲れ様です。
はい、ももさん、お忙しいところこうしてこちらこそありがとうございます。
そのような歌があるのですか?お恥ずかしいながら知りません。
今度教えてくださりませんか?
歌にあるということは、相当美しい所なのでしょうね。
九州の湿原で最大規模のようですね。
坊ガツル賛歌って知っていますか?綺麗な歌ですよねw