日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/01/25 00:44:46
こんばんは!25日(月)は西日本から北日本の広い範囲で晴れるでしょう。
南西諸島は雲の多い天気となり、にわか雨の所もありそうです。
訪れるのは中央アルプスの空木岳(うつぎだけ)。
紅葉の秋を味わい爽やかな稜線を楽しみます。
錦秋
檜尾尾根(ひのきおおね)
爽快
稜線歩き
そそり立つ
岩の頂へ
紅葉の尾根をたどり白き岩峰(がんぽう)へ
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中央アルプス 空木岳
長野県の南北100kmに渡り連なる中央アルプス。
その中でひときわ存在感を放つ空木岳。
〇空木岳(2864m)
標高2864m、花崗岩に覆われた荒々しい山容が魅力です。
〇菅の台(すがのだい)バスセンター(850m)
ガイドさんとは菅の台のバスセンターで待ち合わせ。
おはようございます。
〇ガイド 若林翔(わかばやししょう)さん
「おはようございま~す。ガイドの若林です。よろしくお願いしま~す」
北海道出身の若林翔さん。
日本アルプスで登山ガイドをする為、8年前長野県に移り住みました。
大学で生態学を学んだ若林さんは
山の自然に詳しい狩猟も行うガイドです。
早速見どころを教えてください。
「まず最初は、え~、やっぱり紅葉ですよねぇ。
あの~、中央アルプス、白い花崗岩の山ですので
岩肌の白、え~、緑のハイマツ。そこに広がる赤と黄色の、
え~、紅葉が織りなす世界ですよね。
秋は空気が澄んでて、あの~、より一層眺めもいいと思いますので、
そんなところも楽しみにして行きましょう」
空木岳を巡る二泊三日の山旅
1日目
バスで檜尾橋へ。色とりどりの紅葉を楽しみながら檜尾尾根を登ります。
避難小屋で抜群の眺望と夜景を堪能し宿泊。
2日目
二日目は檜尾岳から主稜線を縦走し、
中央アルプスの雄大な景色を眺めながら空木岳山頂を目指します。
この日は空木平(うつぎだいら)避難小屋宿泊。
3日目
池山尾根から下山します。
アップダウンを繰り返す岩尾根を辿(たど)る上級者向けのロングコースです。
檜尾橋でバスを降り歩くこと10分。
〇檜尾橋登山口(1220m)
「こちらが桧尾根の登山口になります」
*H25 中央アルプス駒ケ岳を愛する会
「上に行けば行くほど、あの~、色づいてきてると思いますので
秋の気配を感じながら、え~、楽しんで登って行きましょう。
はい、じゃあ行きま~す」
今日は標高差1500mを7時間かけて登る。先は長いけど頑張ろ~。
*撮影:10月上旬
あ~、いい天気、射し込む光が気持ちいい~。
「そうですね、風邪も涼しくて歩きやすいですね」
はい、とっても。
「道も緩やかだし、それに何となく足元フカフカして歩きやすくありませんか?」
うん、確かに足元が柔らかい。
「これ、よく見てもらうと、実は、え~、
細かい木の葉っぱ、針のような葉っぱが
こんな風にびっしり敷き詰められてるんですよね。
この木、あの~、カラマツといいます」
〇カラマツ
カラマツは日本の針葉樹で唯一葉を落とす松の仲間。
この辺りは10月半ば頃から黄金色に色付くそう。
カラマツが紅葉するとまた違った違った景色になるんだろうなぁ~。
「なかなかこの檜尾根を登る登山者っていうのは少ないんですけど、
まぁ、特にこの秋の季節なんかは気持ちよく歩けるので
私もお勧めしたいと思います」
登り始めて3時間
「ちょっとこの辺りで上を見上げてみましょうか?」
はい、わぁ~、黄色く色づいてる。
「ちょっと透き通ったレモン色っていうんですかね、綺麗な色ですねぇ」
ほ~んと鮮やか。
「これ、あのコシアブラという木なんですけれども、
山菜として有名な木ですねぇ」
〇コシアブラ
「僕凄いこの木の紅葉が好きで、やっぱりこの脱色するように
段々薄くなっていく葉っぱはほんとにいつも綺麗だなぁ~っと
思って眺めてるんですけど」
標高を上げるごとにどんどん紅葉の世界が広がってきた。
「ここも綺麗ですねぇ、まだまだこの上に行くと
さらに鮮やかさを増していくと思いますよ」
楽しみだなぁ。
登ること5時間
穏やかな森を抜けると岩や木の根が目立つ尾根道に変わった。
「あ~、見てください、向こうの山並み、斜面の色が素晴らしいですね」
うわぁ~、山全体が紅葉してる、綺麗だな~。
「やっぱりあの針葉樹の緑が混じることによって
赤と黄色がより引き立ちますよねぇ。
いやぁ、凄いですねぇ、まさに今が最盛期ですねぇ」
〇檜尾尾根
標高2000mを超えるとそこは一面紅葉の世界。
色鮮やかなモザイク模様が檜尾尾根一杯に広がります。
キラッキラした美しい紅葉、そしてこの秋晴れ、もう最高ですねぇ。
「いやぁ~、綺麗ですねぇ。
いやぁ~、ここの枝を見てください、これ。見上げると」
〇ダケカンバ
見事な枝ぶりのダケカンバ、綺麗な黄色。
「ねぇ~、ダケカンバのまぁ~白というか、ちょっとピンクがかった樹皮の色、
いやぁ~、綺麗ですねぇ」
これぞ秋って感じですね。
「そうですねぇ、ここのカエデも凄いですね。
一際真っ赤に紅葉してますね」
〇ミネカエデ
こちらはミネカエデ。目の覚めるような鮮やかさですねぇ。
〇タカネナナカマド
タカネナナカマドは落ち着いた紅色。
一口に紅葉といってもほんとに色々が色があるんですねぇ。
錦秋の尾根歩きを楽しみながら更に上へ、ゆっくり登る。
ここで山旅スタイル。
今回はここで終了を致します。
次回は山旅スタイルで生き物の痕跡について若林さんにご紹介を
していただきます。
今夜は週末と異なりお月様が見えます。
ももさん、週明けお忙しい中どうもありがとうございます。
そうですね、若林さんも「あの~、」はお得意ですね。
いえいえ、しっかりと読んでくださる証拠で嬉しいですよ。
感謝いたします。
内容の感想じゃなくてごめんなさい(^^;)