Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①


こんばんは!25日(月)は西日本から北日本の広い範囲で晴れるでしょう。

南西諸島は雲の多い天気となり、にわか雨の所もありそうです。

訪れるのは中央アルプスの空木岳(うつぎだけ)。
紅葉の秋を味わい爽やかな稜線を楽しみます。

錦秋
檜尾尾根(ひのきおおね)
爽快
稜線歩き
そそり立つ
岩の頂へ

         紅葉の尾根をたどり白き岩峰(がんぽう)へ
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           中央アルプス 空木岳

長野県の南北100kmに渡り連なる中央アルプス。
その中でひときわ存在感を放つ空木岳。

〇空木岳(2864m)

標高2864m、花崗岩に覆われた荒々しい山容が魅力です。

〇菅の台(すがのだい)バスセンター(850m)

ガイドさんとは菅の台のバスセンターで待ち合わせ。

おはようございます。

〇ガイド 若林翔(わかばやししょう)さん

「おはようございま~す。ガイドの若林です。よろしくお願いしま~す」

北海道出身の若林翔さん。
日本アルプスで登山ガイドをする為、8年前長野県に移り住みました。
大学で生態学を学んだ若林さんは
山の自然に詳しい狩猟も行うガイドです。

早速見どころを教えてください。

「まず最初は、え~、やっぱり紅葉ですよねぇ。
 あの~、中央アルプス、白い花崗岩の山ですので
 岩肌の白、え~、緑のハイマツ。そこに広がる赤と黄色の、
 え~、紅葉が織りなす世界ですよね。
 秋は空気が澄んでて、あの~、より一層眺めもいいと思いますので、
 そんなところも楽しみにして行きましょう」

空木岳を巡る二泊三日の山旅

1日目

バスで檜尾橋へ。色とりどりの紅葉を楽しみながら檜尾尾根を登ります。
避難小屋で抜群の眺望と夜景を堪能し宿泊。

2日目

二日目は檜尾岳から主稜線を縦走し、
中央アルプスの雄大な景色を眺めながら空木岳山頂を目指します。
この日は空木平(うつぎだいら)避難小屋宿泊。

3日目

池山尾根から下山します。
アップダウンを繰り返す岩尾根を辿(たど)る上級者向けのロングコースです。

檜尾橋でバスを降り歩くこと10分。

〇檜尾橋登山口(1220m)

「こちらが桧尾根の登山口になります」

*H25 中央アルプス駒ケ岳を愛する会

「上に行けば行くほど、あの~、色づいてきてると思いますので
 秋の気配を感じながら、え~、楽しんで登って行きましょう。
 はい、じゃあ行きま~す」

今日は標高差1500mを7時間かけて登る。先は長いけど頑張ろ~。

*撮影:10月上旬

あ~、いい天気、射し込む光が気持ちいい~。

「そうですね、風邪も涼しくて歩きやすいですね」

はい、とっても。

「道も緩やかだし、それに何となく足元フカフカして歩きやすくありませんか?」

うん、確かに足元が柔らかい。

「これ、よく見てもらうと、実は、え~、
 細かい木の葉っぱ、針のような葉っぱが
 こんな風にびっしり敷き詰められてるんですよね。
 この木、あの~、カラマツといいます」

〇カラマツ

カラマツは日本の針葉樹で唯一葉を落とす松の仲間。
この辺りは10月半ば頃から黄金色に色付くそう。

カラマツが紅葉するとまた違った違った景色になるんだろうなぁ~。

「なかなかこの檜尾根を登る登山者っていうのは少ないんですけど、
 まぁ、特にこの秋の季節なんかは気持ちよく歩けるので
 私もお勧めしたいと思います」

登り始めて3時間

「ちょっとこの辺りで上を見上げてみましょうか?」

はい、わぁ~、黄色く色づいてる。

「ちょっと透き通ったレモン色っていうんですかね、綺麗な色ですねぇ」

ほ~んと鮮やか。

「これ、あのコシアブラという木なんですけれども、
 山菜として有名な木ですねぇ」

〇コシアブラ

「僕凄いこの木の紅葉が好きで、やっぱりこの脱色するように
 段々薄くなっていく葉っぱはほんとにいつも綺麗だなぁ~っと
 思って眺めてるんですけど」

標高を上げるごとにどんどん紅葉の世界が広がってきた。

「ここも綺麗ですねぇ、まだまだこの上に行くと
 さらに鮮やかさを増していくと思いますよ」

楽しみだなぁ。

登ること5時間

穏やかな森を抜けると岩や木の根が目立つ尾根道に変わった。

「あ~、見てください、向こうの山並み、斜面の色が素晴らしいですね」

うわぁ~、山全体が紅葉してる、綺麗だな~。

「やっぱりあの針葉樹の緑が混じることによって
 赤と黄色がより引き立ちますよねぇ。
 いやぁ、凄いですねぇ、まさに今が最盛期ですねぇ」

〇檜尾尾根

標高2000mを超えるとそこは一面紅葉の世界。
色鮮やかなモザイク模様が檜尾尾根一杯に広がります。

キラッキラした美しい紅葉、そしてこの秋晴れ、もう最高ですねぇ。

「いやぁ~、綺麗ですねぇ。
 いやぁ~、ここの枝を見てください、これ。見上げると」

〇ダケカンバ

見事な枝ぶりのダケカンバ、綺麗な黄色。

「ねぇ~、ダケカンバのまぁ~白というか、ちょっとピンクがかった樹皮の色、
 いやぁ~、綺麗ですねぇ」

これぞ秋って感じですね。

「そうですねぇ、ここのカエデも凄いですね。
 一際真っ赤に紅葉してますね」

〇ミネカエデ

こちらはミネカエデ。目の覚めるような鮮やかさですねぇ。

〇タカネナナカマド

タカネナナカマドは落ち着いた紅色。
一口に紅葉といってもほんとに色々が色があるんですねぇ。

錦秋の尾根歩きを楽しみながら更に上へ、ゆっくり登る。

ここで山旅スタイル。

今回はここで終了を致します。
次回は山旅スタイルで生き物の痕跡について若林さんにご紹介を
していただきます。


アバター
2021/01/25 22:40
こんばんは!快晴の週明け月曜日をお疲れ様です。
今夜は週末と異なりお月様が見えます。
ももさん、週明けお忙しい中どうもありがとうございます。
そうですね、若林さんも「あの~、」はお得意ですね。
いえいえ、しっかりと読んでくださる証拠で嬉しいですよ。
感謝いたします。
アバター
2021/01/25 19:35
若林さんも「あの~」が口癖ですねw
内容の感想じゃなくてごめんなさい(^^;)




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