日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/02/22 00:41:14
こんばんは!22日(月)ですが西日本から東日本は日中は晴れるでしょう。
夜は山陰から北陸では雨が降る見込みです。北日本では一日を通して雲が多く、
雨や雪の降る所がありそうです。南西諸島は晴れるでしょう。
訪れるのは奥秩父の笠取山。
清らかな沢の潺(せせらぎ)を聞きながら多摩川の源流を目指す山旅です。
東京の水道水源林
山の写真家と歩く
冬の静かな森
冬へ多摩川源流の山
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奥秩父 笠取山
奥秩父のほぼ真ん中、山梨と埼玉に跨って聳える笠取山。
〇笠取山(1953m)
その昔、山の役人が笠を取り、挨拶を交わしたことから
その名が付いたともいわれています。
*撮影:11月上旬
山梨県広州市から車で1時間、作場平(さくばだいら)の登山口へ。
〇作場平登山口(1315m)
ここで案内してくれる方と待ち合わせ。
おはようございま~す。
案内してくれる方「おはようございます。
野川かさねです。よろしくお願いします」
〇山の写真家 野川(のがわ)かさねさん
山の写真家、野川かさねさん。
光が照らし出す自然の一瞬の表情を捉えた独特の淡い作風は山好き女子に人気。
笠取山も大好きなフィールドなんだそうです。
野川さん、今日はどんな山旅ですか?
「ずっと沢沿いの道を歩いて行って、え~と、上流へ辿(たど)って
行くんですが、その沢の、え~と最初は大きかった音が
段々こう小さく細くなってく様子が見れる。
あの~、素敵な登山道なのでそれが魅力です。
私、普段東京に住んでるんですけども、その近くを流れてる多摩川という川に、
最初の一滴がこの笠取山にあるので、いつもそれを見に通っています」
多摩川源流の山、笠取山を目指す日帰りの山旅。
作場平登山口からカラマツとヒノキの林を沢沿いに進み、一休坂分岐へ。
更に沢に沿って登り、山小屋でひと休み。
多摩川の源流である水干(みずひ)を経て、
急な坂を登り、笠取山の山頂を目指します。
下山は来た道を戻る初級者向けのコースです。
午前8時、登山スタート。
よ~し、頑張るぞ~。
「こっから登って行きま~す」
よろしくお願いしま~す。
清々しい森の空気、爽やかだな~。
檜の幹が朝日で光ってる。
「普段よりきっとあの、葉っぱがもう散っちゃってるので
陽射しが、光が森に入って来て、これぞ秋っていうようになってますね。
あはは、森のね」
落ち葉を踏みしめて歩く森。
この季節ならではの風情だなぁ。
「踏んでも葉っぱとかも落ちてこのフカフカですね、登山道が。
本当にいろんな種類の葉っぱがあって、これもカエデです。
カエデの種類の横でしょう。
よくよく考えてると、子供のころからこういう事するのが好きでした。
拾って歩いて、う~ん、笠取山、おっきい山じゃないけど、
こういう事をしながら歩ける凄い豊かな山なので、
こういう所歩くのが大好き。あははははは」
野川さん、楽しそう。
「ここで沢が様子が見えますねぇ。まだここだとちょっと幅が広くて、
音も大きく聞こえるような沢ですねぇ」
沢の音を聞きながら歩くって気持ちいいな~。
「ずうっとこの沢の辿(たど)って道登って行きます」
この辺りの川幅は1、5m程、流れも音にも勢いがある。
野川さ~ん、岩に苔が生えてますね~。
「凄いですね苔が、これがいいサイクルで
こう、なんていうか循環してるって証拠ですね、苔があるのは。
フワフワ、あははははは、そうですね、
これもやっぱ水が豊から笠取だからですかね、こういう数件」
〇スギゴケの仲間
豊かな水がこの森を育ててるんだなぁ。
「これが落ちちゃって、ここにぽこっとあるんですけど、
この中にい~っぱいちっちゃい世界が。
森が豊かだと笠取みたいに、
こういう物を観察しながら歩くっていうのも凄い楽しさの一つで」
あ~、落ちた枝にもいろんな命が生きてるんだぁ。
「あっ、ここはこの場所からの凄い風景が凄い好きで、
こう今苔の緑と今ちょっと落葉してる葉っぱとこの沢の流れが、
ザ、笠取山っていう感じの秋の風景で大好きなんです。
夏とかだと、どうしてもこう上の方にばっかり視線がいって
凄いその緑の生命観に圧倒されて、それはそれで好きなんですけど」
確かに。苔の明るい緑と落ち葉の茶色。
それに沢の白に水しぶきが映えるなぁ。
カシャ♪
晩秋の森を流れる清流、野川さんらしい空気感。
沢が随分下に見えるようになってきたぁ。
「そうですねぇ、高度どんどん上がるような道なので、
どんどん沢から一旦さようならって感じで、あははは。
ここが一休坂分岐になりますね」
〇一休坂分岐
「えっ、ここで一回あの人工林が終わって、
こっちからは自然の姿のままの森に入ってきます。
当然木の感じが生えてる感じが違いますよね」
ほ~んとだ。森の感じがガラリと変わった。
ん~、また沢の音が大きくなってきたぞ~、おっ、橋が見える。
「なんか沢沿いの道だとこうなんか
ちょっとずつちょっとずつ山にお邪魔してるみたいな感じの気分になって、
それもまたこの道の魅力だと思いますね」
沢が細くなってきましたねぇ。
「う~、凄い、あっちからずっと続いて。ちょっと触ってみようかな、ほんとに」
沢だけに触ってみる?イフフフ♪
「あ~ははは、見てよこれ、凄い気持ちいね
周りが凄い冷たいけどね、今の時期だから」
ほんと、綺麗な水。
白い水しぶきを上げてまるで踊るように流れてる。
歩き始めて2時間近く
「あれが小屋ですねぇ、ほんのちょっと」
「到着しましたぁ、笠取小屋で~す。
ちょっと休憩して行きましょう。こんにちは~、ウフフフフ」
今回はここで終了を致します。
次回は山小屋でコーヒーを頂き楽しみながら山小屋撮影のテクニックを
野川さんに教えてもらいます。
そうですね、沢山ありますね。
かさねさんのかさねは平仮名でそのままですよ。
はい、本名も平仮名です。
かさねさんってどんな字を書くのかな?
本名もひらがなですかね?