日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/04/16 00:57:02
こんばんは!16日(金)は北日本と西日本の日本海側では概ね晴れますが、
その他の地域は雲が多く、午後を中心に所々で雨が降る見込みです。
南西諸島は始め雨が降りますが次第に晴れ間が広がるでしょう。
訪れるのは東京、奥多摩の大岳山(おおだけさん)と御岳山(みたけさん)。
寒さ和らぐ峰々を春の兆しを求めて旅します。
早春の柔らかな陽光
見つけた春の息吹
澄んだ空気が生む光景
芽吹き始める命
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大岳山・御岳山
東京都福生市から望む奥多摩の山々。
そのほぼ中央に大岳山と御岳山が聳えます。
〇奥多摩駅
JR奥多摩駅で案内してくれる方と待ち合わせ。
おはようございま~す。
「おはようございま~す。ふくしまわかなです。
よろしくお願いします」
〇福島和可菜さん
よろしくお願いします。
〇2013年御岳健康大使に就任
御岳山の健康大使を務めるタレントの福島和可菜さん。
トレイルランニングで活躍するトップアスリートです。
「まだ続くよ~」
御岳山にはトレーニングの為、週に一度は訪れています。
今回の見どころは?
「はい、ほんとにこう表情がいろいろ変わって行くような
バラエティーに富んだ楽しめるコースになっているんではないかなあって
いう風に思います、はい。
で、また今のまぁ時期は空気がとっても澄んでいるので
眺望も期待出来るんじゃないかと思います」
楽しみ~。
早春の大岳山、御岳山を巡る一泊二日の山旅。
1日目
JR奥多摩駅から鋸(のこぎり)尾根を登り、鎖場を越えて大岳山へ。
山頂からの眺望を楽しみ、ロックガーデンを巡ります。
そして御岳山の山頂を極め、夜は宿坊で一泊。
2日目
夜明け前に出発し、都心を照らすご来光を堪能します。
下山はJR日向和田駅へ。全行程およそ20km、中級者向けのルートです。
*撮影:3月上旬
「じゃあ早速行きましょう」
午前8時半、JR奥多摩駅からスタート。
今日はいい天気、登山日和だなぁ。
駅から歩くこと5分、わ~、長くて急な階段だ~。
「こういう階段見るとワクワクしませ~ん?」
はい、私もファイトが湧くかな?
「行きましょう」
はい、頑張るぞ~。
「息が切れないスピードで登ると、楽に登れるかなと」
一歩一歩確実に。
およそ200段、わっ、登り切った~。
「登ってきましたよぉ、上から見ても面白い景色です」
急な階段を楽しめちゃう福島さん、やっぱりタフだな~。
更に登り、標高700m程のコナラやアカマツの林へ。
「いつもはこういう道、走ることが多いんですけど
こうやってゆっくり歩くのもいいですねぇ。
風を感じて揺れてる様子とか」
はい、とっても安らぎますねぇ。
「あっ」
何ですか?
「これ見てください、これ」
あっ、ドングリ?
「根が出てるの見えますか?」
どれどれ~?あはは、ほんとだ。
「ドングリコロコロって転がるイメージあるじゃないですか?
でもほんとは転がりたくないんです」
え~、どうしてですか?
「秋の間に落ちて、冬の感想から自分の身を守る為に
その場に根を張っていくんですけど、そうすることによって
下から水分を吸い上げて生き残っていける」
しっかりと根を伸ばして大きくなるんだよ。
標高は1000m程、大岳山の続く鋸尾根を登って行く。
日差しはあったかいな~。
「あっ、これ、咲いてるかなぁ?」
何の花?
「アセビですね、白~い花が幾つか咲き始めてます」
〇アセビ
可愛い~、小さな鈴が幾つも吊り上がってるみたい。
「この辺、道幅狭いので気をつけながら歩いて行きましょう。
両方とも崖ですので」
わぁ、結構切れ落ちてる、気をつけよっと。
「見てください、この石。
この石、とっても硬いので、まぁ、雨とか風に削られること無く、
ずっと残っているんです」
〇チャート(堆積岩の一種)
海の生物が海底で降り積もってできた硬い石だそう。
「遠くから見るとこの岩がゴツゴツしていてギザギザしていて、
鋸の歯のように見えるので鋸尾根の名前が付いたと言われています」
辿(たど)っている岩尾根。
今は樹木に覆われて良く分からないけど、
遠くから見ると鋸のようにギザギザしてるな~。
「はい、ここからは鎖場になってます。だいぶ急、直登ですね~。
足元に注意しながら、手も上手く使いながら、登って行きます」
高さ10m程の鎖場。福島さん、リズミカルに登って行く~。
やぁ、それにしてもグイグイ。スピードが半端無い。
わぁ~、目の前が開けた~。
「どうですか?この景色」
爽快、見えてるのはどの山ですか?
「ちょうど雲取山から繋がる石尾根という尾根で、
え~、目の前が六ッ石山です」
あ~、あの東京で一番高い雲取山に連なってるんだぁ。
「大岳山の山頂ですね、見えてきました~」
あれが大岳山の山頂か、もう間もなくだな。
「お~、急登きましたねぇ」
滑りやすい木の根っこ、注意して行こ。
急登が続く~、う~。
「おっほほ、空が抜けた~」
いよいよ山頂かな?
標高差900m余りを4時間かけて登って来た。
「着いた~」
今回は大岳山に到着したところまでと致します。
次回は大岳山から見える山々の説明や福島さんに
トレイルランニングの技術を使用した山の下り方を教えていただきます。
どうもお疲れ様です。
はい、そうですね、東京は自然が多いですよ。
素晴らしい所です。