日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ②
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/05/11 01:17:49
こんばんは!11日(火)は全国的に雲の広がりやすい天気で、
北日本から西日本は所々で雨が降る見込みです。
特に九州では昼過ぎから雨が降り夜には雨脚が強まる所もありそうです。
雨の降り方に注意してください。南西諸島は雨が降ったり止んだりするでしょう。
新緑が芽吹く
渓流沿いの道を歩き
コケに覆われた幻想的な森へ
岩や木が鮮やかな
緑色に染まる
樹齢1000年を越える
巨木が並ぶ森
最大の屋久杉
❝縄文杉❞が迎えてくれる
可憐な屋久島の
国有種が咲く
奇岩が並ぶ尾根を歩き山頂へ
宮之浦岳
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ー巨木の森を越えてー
*この番組は2018年5月14日に放送したものです
〇登山ガイド 神﨑真貴雄さん
大阪出身の神﨑真貴雄さん。
13年前、島の大自然に魅かれ、移り住んできました。
植物などの生態に詳しく、ガイドブックも書いています。
*撮影:4月上旬
前回は辻峠から急斜面を一気に上がり、太鼓岩に上がった所までの
ご紹介でした。今回は太鼓岩の説明からのご紹介です。
〇太鼓岩(花崗岩)
屋久島の大部分はこうした花崗岩で出来ているという。
うわぁ、凄い長めですねぇ。
「いやぁ、今日、天気よくて最高ですね。
あの、明らかに一番高い二瘤(ふたこぶ)の山が
我々が目指している宮之浦岳なんですね」
〇宮之浦岳
初めて目にした宮之浦岳、まだまだ遠いな。
「ピンクにポツポツと見えているのがヤマザクラなんですね。
これほんと今の時期だけです。凄い綺麗です」
ヤマザクラのピンクとカエデの模様が織りなすモザイク模様、綺麗だな~。
空から見ると
太鼓岩って大きいんだなぁ。
出発から3時間半
「さぁここで別の道に到着です。よいしょっ」
〇楠川分かれ
あれ?登山道を。これ線路ですよね?
「線路です、はい。
これは元々ね~、あの~、木をじゃんじゃん切って
運び出す為に作られたいわゆる森林鉄道って呼ばれるものなんですね」
かつて島では屋久杉の伐採が行われ、トロッコで運ばれていたという。
今、線路は登山道として利用されている。
「さぁ~、うん、トロッコ道はね、ここでお終いになります。
で~、こっからは急な山道ですんで、
え~、まぁ、焦らず頑張って行きましょう」
〇大株歩道入り口
ここからは急な登り道、一歩ずつゆっくり行こう。
「分かりますかね?この左手の方見てもらうと
今まで見てきた森戸ガラッと違う太さの木々が立ち並んでるんですね。
うん、そういう古い木々がここから沢山立ち並んでます」
出発から5時間
「ほら、どうですか?見てください、これ。
凄い大きな切り株ですよねぇ、これウィルソン株っていうんですね」
300年程前に切られた屋久杉。
〇ウィルソン株
調査をした外国人研究者の名前からウィルソン株と呼ばれている。
樹齢は2000年程、切り口の周囲は14m近くもあるという。
切り株の中に入ってみよう。
わぁ~、結構広いんですね~。
「広さは畳八畳とか十畳とかいわれる、大変広い空間になってますね」
幹の中が朽ちて、大きな空洞が出来たそうだ。
「ちょっと一回ここ来て、こうしゃがんで上見てみると、
面白い発見があるんで、ちょっと見てみてください」
え~、何ですか~?
ここに座って上を見るんですね?
え~と、あっ、緑のハートだ。
このポイントから見ると、切り株の穴がハート型に素敵だな~。
<山旅いろは>
さらに森の奥へと進む。
天気が変わりやすい屋久島、雨への対策を教えてもらおう。
〇突然の雨への対策
「屋久島は他の地域に比べて、大変雨が降りやすい場所となっています。
しっかりとした雨対策として雨具は必ず持ってきてください。
このように、え~、ジャケット。
上着の部分と、え~、下のズボンの部分とに分かれた物を
必ず持ってきてください」
レインコートやポンチョではなく、上下分かれているセパレートタイプを用意。
〇雨具は上下分かれている
セパレートタイプを用意
ズボンを履いた方が濡れにくく、動きやすい。
そして
「突然の雨に備えて、雨具の前ファスナーは、
最初っからこうやって開けておくと、
いざという時にサッと着れて大変便利です」
〇ファスナーは
最初から開けておく
〇雨具をグルグル巻きにして
ザックの上に入れる
グルグル巻きにしてザックの上に入れておくとすぐに取り出せる。
さらに
「着替えのような濡らしたくない物は、
こういうチャック付きの袋に入れておくと、濡れなくて済みます」
〇濡らしたくないものは
チャック付きの袋に
突然の雨への対策、しっかりと覚えておこう。
山腹へ延びる長い木道を辿(たど)って行く。
「さぁほらここに来ると、この大っきな木に触ることが出来るんですねぇ。
触ってみてください」
「これは杉の木です。
1000年を越えた樹齢、1200年とかそれぐらいとかいわれています。
樹齢1000年を越えていると思われるものを屋久杉と呼び、
え~、それより、え~、小さいものっていうのを
子供扱いして小杉と呼びますね」
1000年を越えてやっと一人前かぁ~。
「さぁここらで右手を見てみてくださ~い。
凄い木ですよ、大王杉といいます」
〇大王杉
うわ~、立派な木ですね~。
「見てもらうと、杉から別の木が生えているのって分かるのでしょうかね?
明らかに杉の葉っぱじゃないものが沢山生えてますよねぇ。
ああやって、え~、木の苔の中から、また木が生える。
え~、それを着生と呼ぶんですね」
雨の多い屋久島では、樹皮にも苔が生える。
そこに他の木の種が落ち、木から木が生える。
不思議な現象だな~。
サクラツツジやアセビの木が大王杉に根を張っているそうだ。
「屋久島はあの、一本の木の中に森があるっていう云い方を良くして使います」
生命が溢れる屋久杉の森を歩く。
今回はここまでと致します。
次回はこのルート一番の見どころからご紹介を致します。
そして屋久島に生える植物のご紹介をし、頂上を目指します。
ぬりかべさん、お久しぶりです。
ぬりかべさん、屋久島に行かれましたか。
そうですか、軽装で行かれたのですね。
そうですか、センターから距離がかなりあるのですね。
屋久島は真ん中は勿論森ですが、浜のほうではウミガメも有名ですね。
上はといいますと石灰岩ですね。
沢山見どころがあります屋久島とても魅力的な所なのですね。
本日もどうぞぬりかべさん、ご体調にお気をつけてお過ごしくださいませ。
ぬりかべ、苔むすまで行きました。軽装すぎて太鼓岩も行かなかったですぅ。
縄文杉までいっぱい歩かないといけないみたいですねぇ。
屋久島、素晴らしかったですぅ。