日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ④
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/05/13 00:28:17
こんばんは!13日(木)北日本は北海道では雨が降りますが、
東北は晴れる所が多いでしょう。東日本から西日本は雲の多い天気となり、
本州や四国の太平洋側を中心に雨が降る見込みです。
南西諸島は晴れる所が多いですが、奄美では雨が続きそうです。
新緑が芽吹く
渓流沿いの道を歩き
コケに覆われた幻想的な森へ
岩や木が鮮やかな
緑色に染まる
樹齢1000年を越える
巨木が並ぶ森
最大の屋久杉
❝縄文杉❞が迎えてくれる
可憐な屋久島の
固有種が咲く
奇岩が並ぶ尾根を歩き山頂へ
*この番組は2018年5月14日に放送したものです
〇登山ガイド 神﨑真貴雄さん
大阪出身の神﨑真貴雄さん。
13年前、島の大自然に魅かれ、移り住んできました。
植物などの生態に詳しく、ガイドブックも書いています。
*撮影:4月上旬
前回は二日目これから宮之浦山頂を目指して行くところまでのご紹介でした。
今回は二日目のスタートから始まります。
御ぜん4:30
夜明け前に出発。
尾根ずたいに進み最後の急な坂を登って山頂に立つ。
「う~ん、段々明るくなって宮之浦岳が見え始めてます」
空に宮之浦岳の姿が浮かび上がる。
だいぶ近づいたな~、段々明るくなってきた。
「う~ん、ちょっと今日は霞がかかってて、
この~朝日が上がるところってのは見えなかったですけど、
この~ね、水墨画みたいなこの淡い景色ってのも凄い綺麗ですね」
薄い雲に覆われ、ほのかに染まり始める空、美しいな~。
「段々こう木々がトンネルっぽく下がってきてますから、
森林限界が近いんですね」
山小屋を出発して2時間
「う~ん、明らかにここら辺が視界がど~んと開けてきましたね。
周りの植物たちが腰ぐらいの高さのものばっかりに変わってきたんで、
もう完全に森林限界を抜けたっていうことがいえますね。
ほら、ここら辺で生えてるこの笹ですね、これ、屋久島の固有種のヤクザサ」
〇ヤクザサ(ヤクシマダケ)
屋久島にしか生えないヤクザサ、標高1700m以上で見られる。
緑の尾根に巨大な岩がゴロゴロ、山頂へと続く道を歩く。
いよいよ最後の急登に差しかかった。
「しばらく急な登りが続きますけどね、
もう近いですからね、頑張りましょうね~」
はい、頑張ります。
出発から3時間半
「さぁ、宮之浦岳山頂到着で~す。お疲れ柄様でした~、あざ~した」
〇宮之浦岳(1936m)
お世話になりました~。
360度の大パノラマだ、まさに洋上のアルプス。
西の方を見ると
「あれですよね~、あの~、永田岳。
宮之浦岳に次いで二番目に高い。
まぁ、屋久島の中でというより、九州で二番目に高い山なんですよね」
〇永田岳(1886m)
山頂部には沢山の岩があるんですねぇ。
「森の中だってこうやってゴロゴロしてる岩って実はあるんですけど、
森林限界を越えて環境が厳しくなることで、
植物たちが背を低くいって、段々あらわに見えてくるようになりますね」
花崗岩の島だということを実感するな~。
屋久島では色んな景色と出会うことが出来る。
〇登山ガイド 神﨑真貴雄さん
「標高が低い所から高い所に行くにつれて、
そこにみられる植生であったりとか自然の状況っていうのが、
え~、ガラリガラリと変わっていく訳ですね。
苔むした森いうのが綺麗に見れる。
え~、所を越えて、え~、どんどん標高を上げていき、巨木が立ち並ぶ。
あの森っていうのを見て、移り変わりっていうのを
凄く見やすいルートなんですよね。
こんなに沢山のものがギュッと凝縮されている場所って他に中々無い。
もう地球上の楽天ですよ、ほんとに」
屋久島の聳える宮之浦岳。
移りゆく景色を楽しみ、屋久杉の巨木と出会う山旅です。
白谷雲水峡からスタートをし、渓流沿いの道を進みました。
飛流落としの滝を眺めましたね、凄い迫力でした。
苔むす森はジブリアニメの「もののけ姫」の舞台にもなった所ですね。
沢山の苔が生えておりましたね。
大川(おおこ)の滝という名瀑や千尋(せんぴろ)の滝もありましたね。
珍しい海に直接注ぐトローキの滝もありました。
山の恵みが海に注いていることが良く分かる所ですね。
そして辻峠から太鼓岩へ行き、屋久島が花崗岩で出来ている実感が
分かる所でしたね。
そしてトロッコ道を通り、ウィルソン株を観て、
屋久島の杉がかなりの年月を経て行き続いている実感を体験でしたね。
山小屋では屋久島名物のトビウオの燻製とサバ節を使用した
パスタとタマネギのサラダは美味しそうですね。
歩きますとお腹が空き、いつもよりも美味しく感じる場合もですね。
丸く原生林で覆われた屋久島、約40もの山があるといわれる屋久島。
いつまでもこの太古からあります植物たちが生きられる環境で
いてほしいと感じました。
木曜日の夜をお疲れ様です。
なるほど~、流石は経験者ですね。
そうですか、勉強になります。
野生のシカやサルがおられるのですね。
世界遺産内に国道が走っているというのがまた凄いレベルですね。
野生動物ですと感動しますよね?憧れの場所の一つです。
野生のシカやサルを見ることができましたよ(*^^*)