Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①


こんばんは!31日(月)は北海道胃から東北北部、

南西諸島は雲が広がり所々で雨が降る見込みです。
関東地方も雲が多く、夜は雷を伴って雨が降るでしょう。
その他の地域は概ね晴れる見込みです。

訪れるのは奄美大島の湯湾岳(ゆわんだけ)。
東洋のガラパゴスと呼ばれる野性味溢れる大自然を楽しみます。

新緑
照葉樹林
太古から息づく
島の生き物
神が宿る山

           ワクワク!奄美大島の大自然
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                湯湾岳

鹿児島県の南、亜熱帯の海に浮かぶ奄美大島。
その名西部に聳える湯湾岳。

〇湯湾岳(694m)

標高694m、島の最高峰です。

ガイドさんとは綺麗な砂浜で待ち合わせ。

男性の方「あ~、どうも~」

あ~、おはようございま~す。

「ガーネーショーラー、ガイドのまつえだです。
 よろしくお願いします」

〇ネイチャーガイド 松枝孝一さん

よろしくお願いしま~す。

あの~、最初何て言ったんですか?

〇うがみんしょうらん

「うがみんしょうらんはですね、奄美の挨拶の言葉です。
 こんにちは~とかですね、挨拶の言葉になりますねぇ」

島の言葉か~、素敵ですね。

ガイドの松枝孝一(まつえだこういち)さんは、
奄美の自然に魅せられ、福岡から14年前に移り住みました。
スキューバダイビングから登山まで、島の魅力を幅広く案内しています。

ところで湯湾岳はどれですか?

「はい、え~、湯湾岳はですね、あちらの方のちょっと山がぽこっぽこっって
 なってますよね。
 そのちょっと真ん中のなだらかな所が湯湾岳になります」

あれが湯湾岳かあ、やっぱり存在感あるな。

「そうですね~、ここ焼内湾(やけうちわん)っていう海なんですけれども、
 あの、風が強い時なんかに交易船が避難港として使ってたんですけど、
 あの~、湯湾岳がその時のランドマーク的な役割を果たしてたみたいですね」

そうなんだぁ。

〇奄美 海を見る

*名前の由来は諸説あります

昔、奄美は海を見ると書いて海美だったとか。
一番高い湯湾岳は海を見る島のシンボルだったんですねぇ。

では見どころを教えてください。

「え~、今日の見どころはですね~、
 もうこの時期ならではへの新緑をまず味わっていただきたいと思います。
 植物も凄く豊富で、まぁ固有種なんかもねいますので、
 え~、そちらを楽しみながら登って行きたいと思います」

奄美の自然を楽しむ日帰りの旅。
まずはシーカヤックで美しい珊瑚の海を体感します。
その後、車で湯湾岳の麓の登山口へ。
奄美トレイルと呼ばれる貴重な群生地を巡り、
七合目から特別保護区の森へ。
国有種が自生する森を歩き、鳥居広場を経て、山頂を目指します。

帰りは展望台に立ち寄り下山する往復16kmのコースです。

奄美に来たからにはこの海を体感したい。
シーカヤックで漕ぎ出します。

「最高の奄美ブルーです。う~、気持ちいい」

奄美の海のうつくっさを表現した奄美ブルー。
青く透き通った海、最高に綺麗。

「ほ~ら下、ちょうど珊瑚の上ですよ~、今。
 お~、魚も見えますね~」

周辺には大きな河川が無く、山の土砂が流れ込まないため、
こんなに透明で綺麗なんだそうです。

「最高ですね~」

奄美の海をたっぷり楽しんだところでいよいよ湯湾岳を目指します。

〇湯湾岳登山口(湯湾地区)

海岸から車で40分。

「はい、え~、こちらがですね湯湾岳の登山口になります。
 で~、正面が宇検村(うけんそん)の役場になってます。
 え~、役場の裏から、え~、湯湾岳の麓への行くような形になります」

すぐ裏が山なんだ。

「はい、では行きましょうか」

お願いします。

*撮影:4月上旬

あ~、緑が気持ちいい、最高の登山日和ですね~。

「もう風も気持ち良くていい季節ですよ」

登り始めて30分。

「は~、こちらをご覧ください」

わぁ~、滝だぁ。

「この滝の音聞くだけでも、何か癒されますよねぇ」

ほんとですねぇ。

「ちょっとね、ここ下の方まで降りれるんで、行ってみましょうか」

「珍しい生き物がいますよ~」

え?どこ?

「あそこ見えます?ちょっと葉っぱの間の所に
 チョンと出てるヤツ見えますかね?」

あ~、いた~。

〇アマミイシカワガエル(奄美大島 固有種)

「あれはですね、奄美の固有種のイシカワガエル、
 アマミイシカワガエルといいます。
 日本一ね綺麗な蛙ともいわれています」

鮮やかな緑色とくっきりした斑紋が特徴のアマミイシカワガエル。

〇アマミイシカワガエルの鳴き声

「クゥー、クゥー、クゥー、クゥー」♪

鳴き声も綺麗なことから、日本一美しいといわれているそうです。

沢に降りるとすっとして涼しい。

「ちょっとこの木の上を見てもらっていいですか?」

はい。

「木の幹の所にね、大きな葉っぱが一杯ありますよね?」

ほんとだ~、変わった葉っぱの木ですね~。

「いや、この木とはまたまったく別のものになります」

〇シマオオタニワタリ

「これはシマオオタニワタリっていわれる植物です」

え?あの葉っぱと木は種類が違うんですか?

「ここを分かります?オオタニワタリの根っこになんですよ。
 あの地面の方に根を下ろすことが出来ない。
 こういう風に木の幹とか着生してるみたいですね」

〇着生(ちゃくせい)植物

着生植物のシマオオタニワタリ。
密林の中でも光合成をしやすいように、高い木などに取り付いて育つそうです。
こうしてシマオオタニワタリは厳しい競争を生き抜いてるんだぁ。

〇湯湾川

それにしても綺麗な水だなぁ。

「そうですね、奄美大島はこの湯湾岳っていうのは
 特に雨が降る所で、有名なんですけど。
 この水があの、地元の人の水源となってますよね。
 ほんと綺麗な水です」

ここで山旅スケッチ。

今回はここで終了と致します。
次回は湯湾岳の水の恵みについて説明を致します。






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