日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/06/09 00:08:27
こんばんは!9日(水)は北日本から西日本で広い範囲で晴れるでしょう。
九州では午後を中心に雨の降る所がある見込みです。
雷を伴う事もあるので注意してください。
南西諸島は雲が広がり、所々では雨が降るでしょう。
梅雨の晴れ間
青葉香る登山道を行く
世界有数の豪雪の山
胸躍らせ
たおやかな尾根を進む
一面に花々が咲き競う
雪が育むお花畑
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谷川連峰 平標山
〇登山ガイド 飯田千香子さん
登山ガイドの飯田千香子さん、
東京の大学で庭造りを学び、13年前、湯沢に移住。
登山ガイドの傍ら、高山植物の知識を活かした
ガーデナーとしても活躍しています。
*撮影:6月下旬
前回はハクサンシャクナゲというお花を見つけた所までのご紹介でした。
今回はハクサンシャクナゲについてのご紹介から始めます。
〇ハクサンシャクナゲ(薄いピンク色のお花)
「この辺りは稜線の上で、まだ4月5月も雪が沢山残っていたので、
シャクナゲがこの時期にまぁ綺麗に咲いてますねぇ」
蕾はこんなに赤が濃くて花が咲くと、薄くなるんですね。
花びらの斑点は虫をおびき寄せる為なんですって。
「あっ、右側、見てみてくださ~い。
小さいお花が出てきました。
これはですね、ツマトリソウという植物ですねぇ」
〇ツマトリソウ(白いお花)
花の大きさが2cmくらい、花びらの形も美しい。
〇ミヤマカラマツ(白いお花)
こっちは何だか、線香花火みたい。
「この線みたいになってる部分、雄蕊が変化した部分になりまして、
この形がえ~と、カラマツに似ているので、
カラマツソウと呼ばれていま~す」
登る事2時間
「は~い、お疲れ様でした~」
はぁ、結構きつかったなぁ。
「え~、松手山のピークになりますね~」
〇松手山(1614m)
標高差600mも登って来たんだ。
「は~い、正面に見えてますよ」
ん?平標山?どれですか?
「はい、ここの稜線をですね、ずうっと上がって行きまして、
で、稜線上がってった一番右の奥に見えている
三角のピークが平標山の山頂になりま~す」
お~お~、あれが山頂かぁ、なだらかですね~。
「雄大な景色を見ながら楽しんで行きたいと思いま~す」
〇山頂まで2kmに渡って続く稜線
東に平標山を見ながら進む
見晴らしのいい尾根歩き。
そういえば高い木が無くなりましたね~。
「この辺りはちょっと背の低い木になりました。
だいぶ小型化しましたねぇ」
森林限界超えたんですかね?
「冬、あの~、日本海側から沢山雪がやってきて、
この谷川連峰で一気に雪が沢山落ちます。
で、それに加えて凄い強風が吹くということもあって、
環境がとても過酷な場所になるので、
ここでは針葉樹林が生えなくて、いきなりあの高山帯のような、
あの~、状況のエリアになります」
厳しい環境ならではの風景なんですねぇ。
「で~、あの、こういったエリアのことを偽高山帯と読んでます。
偽物の偽という字ですね」
〇偽高山帯
偽の高山?上手い言い方ですね。
「ちょっと見てみてくださ~い。
可愛いピンクのお花が咲いている木がありますね~」
うん、釣り鐘みたいな形。
〇ウラジオヨウラク(濃い紫色のお花)
「ウラジオヨウラクというツツジの仲間の植物になります」
朝露が光って綺麗、ぶら下がったお花、イヤリングにしたいな~。
「ウラジオヨウラクは葉っぱの後ろが白いのが特徴になりま~す」
葉の裏の産毛で白く見えるんだとか。
「こちらの足元も見てみてくださ~い」
わぁ~、小っちゃい鈴みたいなお花、沢山咲いてます。
〇アカモノ(ピンク色のお花)
「アカモノという名前の植物になるんですけれども、
このベル型の上、くっ付いている部分が額ですね。
これがだんだんだんだんお花が終わってくると肥大してきて、
赤い実になりますので、それでアカモノと呼ばれている
植物になりま~す」
お花の名前の由来を知っていると益々見るのも楽しくなりますね~。
今回はこの辺りで終了と致します。
次回は最後平標山の山頂を目指します。
そうですね、シャクナゲのことをお書きしました。
覚えてくださりましてありがとうございます。
とんでもございません。
似ている植物はあるかもしれません。
お気になさらずになさってくださいませ。
夾竹桃と間違えていましたwごめんちゃい(^^;)