日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ②
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2021/06/24 00:26:06
こんばんは!24日(木)は北日本で曇りや雨となるでしょう。
東日本から西日本は晴れ間もありますが雲が広がりやすく、
午後は所々でにわか雨や雷雨となる見込みです。
南西諸島は所々で雨が降り、激しく降る所もありそうです。
芽吹きの季節
険しい岩場を越え
間近に望む
雄大な富士山
岩尾根に咲く
貴重な花々
緑輝く富士絶景の峰
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王岳・鬼ヶ岳
*撮影:4月下旬
〇大内征さん
山岳雑誌や山のガイドブックなどで活躍する作家、大内征さん。
レグでも富士山の眺めを楽しむ旅を紹介しています。
前回は中道往還という道を通って山梨県の甲府のの方にもたらせた
ものがあります。そのもたらせたものを今回ご紹介いたします。
<山旅スケッチ> 山を越えた生魚
江戸時代この山を越えて遥々海から運ばれたもの。
それは鮪などの生魚。
中道往還は、駿河湾と甲府を結ぶ十里80kmの街道でした。
夏でも涼しい富士山ろくを通り御坂山地を越えて交付まで馬で一昼夜。
かつて魚屋が軒を連ねた魚町(うおまち)。
ここに集まった魚はハレの日のご馳走になりました。
生の魚を美味しく食べる工夫が凝らされ、
甘辛いタレを付けた寿司が今も老舗で受け継がれています。、
街道に建つ石碑、そこに刻まれた俳句が往時をしのばせます、
生魚の二十里走る不如帰
山口素堂
「この道を通ることによって、え~、こういう生魚を運ぶことが出来たという、
まぁそういう歴史的にも大事な場所だったんですよね」
御坂山地を越えて海の幸を山国に届けた峠の道です。
この先は稜線を辿(たど)り、王岳へ縦走。
あの三角の頂を目指すんだ。
標高は1300m程、随分登って来たな~。
「ちょっと新緑の葉の大きさがね、この辺はちょっとちっちゃいですね」
この辺りはまだ芽吹いたばかりなんですね。
「あっ、ここにねちょっとこの季節ならではのものがあるんで、
ちょっと見てみてください」
〇ミズナラ
ん?小さな葉っぱ?
「これミズナラなんですけれども、じゃん」
スマホにクリップの接写レンズを付けて。
「お~」
カシャっ♪カシャっ♪
「どうです?」
わぁ、産毛みたい。
「ね?毛が良く見えますよね?」
この毛が葉を食べる虫などから若葉を守ってるんですって。
「成長する過程の中で徐々に見えなくなってきます。
今はもうじきならではの産毛ちゃん」
標高は1500mを超えた。この辺りはまだ芽吹いてないな。
「標高が高いのでちょっと新緑を追い越しましたね」
岩や木の根が剥き出しになってる。
「ちょっと登りにくい所が多いですね、やっぱこの急登は。
手が掛かる所と足が掛かる所をしっかり確保して
ゆっくり上がってきてください」
は~い。
標高差100m程を一気に登る。
あ~、30分掛けて急な坂を登り切った。
〇王岳(1623m)
「はい、お疲れ様で~す、王岳の山頂に到着で~す」
やった~。
「ね~、この急な登りのご褒美がこれです」
素晴らしいですね~。
「裾野が広い、この裾野の広さを見てほしかったですよね」
東西40km程、富士山の広~い裾野が一望だぁ。
「北から見た時のこの末広がりな感じがね、
この山に来るとその様子がよく分かりますよねぇ」
とてつもなく大きい裾野を
これでもかと
美しく広げる富士山が
ただただ眼前にある
飾るものは何もない
むき出しのような姿に
ぼくはいつも圧倒されてしまう
大内征
麓に見えるのが西湖、今日はあの畔に泊まる。
夕方、キャンプ場で手際よく建てる大内さん。
「よしっ、じゃあ次は焚き火の準備をしたいと思います」
<山旅スタイル>
〇キャンプ場で実践!
たき火を楽しむ
キャンプ場での焚き火、初心者でも楽しめる方法を教えてください。
「こちらのキャンプ場は焚き火台を使うのがルールです」
〇事前にキャンプ場のルールを確認
地面を炎から守り、安全に火を燃やすため、焚き火台を使う。
「手軽に焚き火を始めたい場合はこの牛乳パックを使うとやりやすいです」
〇牛乳パックを割り箸
用意するのは牛乳パックと割り箸。
〇牛乳パックは着火剤に
「牛乳パックはまぁ漏れないようにコーティングしてあるんですよね。
で、それが着火をしてから穴無く燃えるということで、
え~、着火台に使います。
ここに割り箸をくべていきます」
〇割り箸はたきつけに
使い終わった割り箸を焚き付けとして再利用。
割り箸に火が付いたら、細い薪を足していく。
〇空気が通るように薪をくべる。
「大事なのは空気の通り道を作って、火が燃焼しやすくなるということです」
火が大きくなり、太い薪が燃えるようになれば、もう大丈夫。
本格派を目指すなら手間暇掛けて焚き付けを作ってみよう。
〇フェザースティック
薪を削って羽毛のようにする。
「これはフェザースティックといって、
で、まさに羽根が生えてるようになってますけど、
薪を薄~く削って、火を付けやすくしていきます」
麻紐をほぐしたものに
〇ファイヤースターター
雨でも火を熾(おこ)せる
ファイヤースターターと呼ばれる金属製の火打石で着火。
これなら雨の時でも火を熾せる。
ルールとマナーを守って安全に焚き火を楽しもう。
揺らめく炎を見つめながら湖畔でキャンプ、贅沢な時間だなぁ。
今回はこの辺りで終了と致します。
次回は2日目からスタート、そしていよいよ山頂を目指します。
どうもお疲れ様です。
こちらは雲が多いもので、チラリとしか見えませんでした。
そうですね、火起こしも大変ですね。
きちんと注意をしてマナーを守り火を熾さないといけませんね。
お忙しい夜の時間帯にコメントをありがとうございます。