Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ④ 


こんばんは!3日(金)は北日本で晴れる所があるでしょう。

東北南部では雲が広がりやすく、雨の降る所がある見込みです。
東日本から西日本は広い範囲で雨が降り、所により雷を伴った雨が降るでしょう。
落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨に注意してください。
南西諸島は晴れの所が多いですが、一部でにわか雨もありそうです。

雪解け水が流れる
    清らかな滝
初夏を喜ぶように
    咲く花々
楽園のような
 山頂の湿原

            初夏!輝く天空の大湿原
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                苗場山

〇登山ガイド 高波太一さん

高波さんの父親は苗場山の山頂で2006年まで山小屋を営んでいました。
高波さんもその手伝いをしながらガイドになりました。

*撮影:6月中旬

全開は立山と北アルプスの山々を眺めた所まででした。
今回は濡れた木道の歩き方をガイドの高波さんに教わり、
その後山頂を目指します。

<山旅スタイル> 濡れた木道の歩き方

「濡れた木道というのは非常に滑りやすくなるんですね。
 まるで氷の上を歩いているようになるんですけれど、
 歩いてきてですね、着地する時に点で着地すると
 ツルンと滑るんですね」

〇一点に荷重

一点に体重をかけると摩擦が少なく、滑りやすくなります。

「このようにしない為には足を持ち上げないよういして」

〇すり足で歩く

「摺り足で歩く。そうするとより安全に歩けますね」

「木道にはこのように横木(よこぎ)という木が打ってあります」

〇横木

「これは滑り止めの役割をしているんですね。
 これをしっかりと踏んでこれを利用して歩くところがポイントです」

横木を踏まずに跨いでしまう人も多そうですが、
滑らないようしっかり使いましょう。

〇横木を使う

ストックを使う時にも注意が必要です。

「歩くときにですね、ストックにあまり体重を掛け過ぎると
 転倒の原因になりますので、あくまで自分の足で歩く。
 ストックは補助程度に考えてください」

「山頂湿原の美しい景色に見とれ過ぎず、足元にも注意して歩きましょう」

頂上の最高地点を目指しさらに進みます。

「え~、山頂湿原もすっかり雪が溶けて、どんどんお花が咲いてきてますけど、
 ここにチングルマっていって雪解けするとですね、
 間もなく咲き始めるんですけれど」

〇チングルマ(白色と黄色のお花)

可愛い花ですね~。

「ここは苗場山のチングルマの特徴は、
 雪があってですね、泥炭層が広がってますから、栄養が少ないですよね。
 体を小さくするっていうところに生き延びてきたっていうそういう花ですね」

だからこんなに小さいんですねぇ。

「このねピンク色の壺型の凄い可愛いこっちのね、
 これがヒメシャクナゲっていうんですけど」

〇ヒメシャクナゲ

このお花も小さいですねぇ。

「小っちゃいんですよねぇ、普通シャクナゲって聞くと、
 大きいのを想像するんですけどね、これも小さくすることでですね、
 生き延びてきたといってね、植物の一つですね」

〇タテヤマリンドウ(紫色のお花)

厳しい環境を生き抜く為にこんな進化を遂げていたんですね。

うわっ、また雪。

「ね~、この辺り、2mぐらい残ってるんじゃないでしょうかね」

「昔、小屋があった頃、ここまで冷蔵庫が無かったんで、
 ここに雪室掘って、カレーのお肉冷やしたりねそういうのしてまして」

えへへ、高波家の冷蔵庫ってこと?

「そういったらそうなりますね、おっきい冷蔵庫」

「いい空ですねぇ、空へ登って行けそうな感じがします」

この辺りは7月半ばまで雪が残るといいます。
初夏を迎えた湿原を真っ白な雪が覆う雄大な光景です。

出発から5時間半

「もう目前です。
 あ~、着きました、ここが苗場山の山頂ですね。
 え~、標高2145m」

〇苗場山山頂(2145m)

やった~。

*正確には2145、3mです

「ばんざ~い、あはははですね」

ありがとうございます。

「はい、ありがとうございました、お疲れ様でした」

高波さんの山小屋はこの辺にあったんですよね?

「あっ、そうなんですよ。
 こう、今は何も無い跡地なんですけど、ここにですね、あの、十数年前まで」

〇山小屋「遊仙閣」(2006年まで営業)

「遊仙閣という名前の二階建てのね小さい小屋でしたけど、
 建っていたんですね」

〇母 恵子さん     次女 花織さん

「学校が無い日なんかはお母さんと兄弟と一緒に上へ登ってくると、
 お父さんがいるっていうのがねやっぱ嬉しかったかなっていうのが
 凄くありますね」

〇父 菊男さん

「小屋は無くなっちゃったんですけど、
 こうして、あの~、ガイドという形でですね、
 まぁ、沢山の人達に苗場の良さを伝えられてっていうのは、
 やっぱり凄く私幸せですね、それが凄く思います」

山頂近くの山小屋に泊まり、翌朝ご来光を見ることにしました。

夕方、霧が出てきました。
明日は晴れてくれるかな~?

2日目

翌朝、午前4時、ご来光を見る為に、山頂部の東側へ向かいます。

天気は~?

「もうほんとにいいんじゃないですか?今日は。
 朝焼けが始まってますね、遠くの方がですね、
 オレンジ色にだんだん色付いてきてる感じですよ。
 お~凄い」

歩くこと10分、午前4:20分、力強く燃えるようなご来光です。

〇登山ガイド 高波太一さん

「やっぱり苗場山に来て一番見て欲しいのは、
 まさに急登登って来て最後にこの大きな湿原ですね。
 凄く広がっている所。
 そこの驚きを是非ね感じてもらいたいというのがありますね。
 まぁ、三歳ぐらいの頃からですね、
 お父さんにまぁその頃はおんぶされて来たと思うんですけれど、
 もう何回登ったか分からないぐらいですね。
 やっぱり、でも何回来てもいいとこだなと思いますね」

真っ平らな山頂に大湿原が広がる苗場山。
その類まれなる姿を堪能した山旅でした。

苗場神社から登山を開始し、苗場山の水の恩恵を受けている田んぼを
隣に見ながら小赤沢川沿いの道を進みました。
そして大ゼンノ滝という豪快に流れ落ちる滝を見ました。
さらに沢沿いを進みますとガイドの高波さんが大好きな
名も無き滝がありました。
沢を離れ森の中に入りました。
ハリギリという大きな木があるのですが、ハリギリの木は天婦羅にしますと、
美味しいようです。
そして出発をして3時間、山の中腹に来ますと、
そこには様々な高山植物が自生をしていました。
美しいですね。
森を抜けますと、今度は岩場が。
そこには鎖があり、どんどんと高度を上げて行きました。
そこにもシラネアオイという植物が生えていてけがねでした。
標高2000mを超えますと雪が現れました。
そして苗場山の山頂湿原が。
とても山頂部は広く池塘が無数に広がっています。
このような山頂に平坦部が広がり、まるで尾瀬の様な大湿原になっているとは、
驚きました。
このような珍しい環境の山の苗場山。
いつまでも滾々と水豊かな山であってほしいと感じました。



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2021/09/04 00:21
こんばんは!既に土曜日です、どうもお疲れ様です。
はい、そうおっしゃってくださるのはももさんだけです。
嬉しいです、どうもありがとうございます。
なるほど~、それは良いですね。
沢登り用の靴でありましたり、フェルト靴といいまして、下が布のフェルトになっていて
滑りにくいように出来ています。
足袋はダイレクトに足からの感触が強いはずですから、掴みやすいですね。
あはは、そうですね、NHK大河「いだてん」も全て見終えました。
なるほど~、確かに箱根駅伝創始者の一人金栗四三さんのようですね。
とても足袋が良いのは勉強になりました。
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2021/09/03 23:54
長いwwwwwよく頑張りましたね(*^^*)
沢登りのある登山をしたときは地下足袋をはきましたよw
滑りにくいかもですw金栗四三みたいでしょ( *´艸`)




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